山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。2月12日(月・祝)の放送は、俳優の玉置玲央(たまおき・れお)さんをゲストに迎えて、お送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、玉置玲央さん
◆大河ドラマ「光る君へ」に出演中!
現在放送中の大河ドラマ「光る君へ」(NHK)で、段田安則さん演じる藤原兼家(ふじわらのかねいえ)の次男、柄本佑さん演じる藤原道長(ふじわらのみちなが)の兄にあたる藤原道兼(ふじわらのみちかね)役で出演中の玉置さん。
まずは撮影現場の様子を聞いてみると、「現場の雰囲気はものすごく良くて、出演者同士みんな仲がいいですし、和気あいあいと撮影を進めている感じです」と答えます。
本作に夢中のれなちが「(藤原道兼は)1話目から衝撃的でしたね!」「(ドラマを観ていると)いたたまれないというか、だんだん不憫になってくる」と印象を語る藤原道兼の役どころについては、「時代も進んでいって、人間関係もどんどん変わっていき、新しい登場人物とかも出てきて、立場もそれぞれ変わっていく。なので、藤原道兼も彼なりに成長し、変化が起こっていくんじゃないかな」と玉置さん。
また、影響を受けた共演者を聞いてみると「皆さん素晴らしい俳優さんばかりですが、やっぱり父上(藤原兼家役)の段田安則さんじゃないですかね。自然体なお芝居を当たり前のようにやられていて、一緒に撮影するなかで“これはおいそれとはできないな”と思いますし、僕が勝手に尊敬しています」と明かします。
◆シェイクスピア作品が今なお愛される理由
そんな玉置さんは、3月8日(金)~3月31日(日)から東京芸術劇場 プレイハウスで上演される舞台「PARCO PRODUCE2024リア王」にも出演予定。しかも、ここでは、異母兄エドガーを追放に追い込むエドマンド役という、これまたひと癖あるキャラクターを演じます。玉置さんは、「たまたまなんですけど、藤原道兼にちょっと通じるような、“悪い人”という括りでいうと、結構通じるところがありますね(苦笑)」と話します。
同舞台の演出をつとめるのは、斬新な手法でその名を轟かせているイギリスの演出家ショーン・ホームズさん。彼の演出法について伺うと、「ものすごく独特で、演劇は最終的に上演することを目的として作っていくわけですが、彼の演出は実験的なことが多いです。例えば、(今まで稽古してきたものを)当たり前のようにゼロに戻す。俳優にとっては、せっかく組み立ててきたものを壊すのは不安になるんですけど、それを恐れずやっていって、気づいたらできあがっている。不思議な演出というか、毎日油断できないですね」と語ります。
最後に、リスナーから届いた「なぜ400年以上も前にできたシェイクスピア作品は、今もなお愛されているのでしょうか?」とのメッセージを紹介。これに玉置さんは、「やっていて思うのは、(シェイクスピア作品はどれも)現代に通じる普遍的なテーマを必ず扱っています。例えば、家族問題や政治、人種問題など、400年経っても人間は同じ問題を抱えている。それを扱っていることが、現代でも愛される部分だと思いますし、僕ら演じる側も、取り組んでいて“楽しい”というか、前のめりにやれる部分でもありますね」と話していました。
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2月12日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年2月20日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈