ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。6月24日(土)の放送は、RHYMESTERのMummy-Dさんが登場。感動したライブ、さらには6月21日(水)にリリースしたニューアルバム『Open The Window』について語ってくれました。
ジョージ・ウィリアムズ、Mummy-Dさん、安田レイ
◆俺にはまだやれることがいっぱいある
――Mummy-Dさんが感動したライブは、どなたのライブでしょうか?
Mummy-D:2002年ぐらいの新宿LIQUIDROOM、今の恵比寿にあるLIQUIDROOMじゃなくて。そこで、クレイジーケンバンド(以下、CKB)のライブを観たの。それが今考えると自分にとってすごく革命的だったと思いますね。
――何を感じましたか?
Mummy-D:当時、自分はヒップホップ一辺倒というか、ヒップホップ好きのお客さんに向けてヒップホップを届ける意識が強かったんだけど、そのCKBのライブを観にいったときは、お客さんが自分たちの客層よりすごく大人ではあるけど、ジャンルも歳もバラバラで、親子連れもいたりして。
パッと見、誰を観に来たのか分からないぐらいの客層だったんだよね。でも、めちゃくちゃ音楽が好きなのが伝わってきて、それがすごく印象的だった。
あと、俺はずっとヒップホップしか聴いていなかったけど、(ボーカルの)横山剣さんって、あの人だけで“1つの(音楽)ジャンル”みたいなものだけど、そこに“ヒップホップっぽさ”みたいなものもあったんだよね。
曲に元ネタがあって、それが匂ってくる感じとか、タイトルも歌詞も全部面白いの。それを観て“俺にはまだやれることがいっぱいある。むしろ、まだ全然やってなかったな”って思って、すごく感銘を受けましたね。
◆結局やるんだけど、毎回怖い
――新作『Open The Window』はどういったアルバムになりましたか?
Mummy-D:アルバムを作るのに6年もかかっちゃって(苦笑)。コロナがあったっていうのもあるんだけど、そのあいだにいろんなコラボとか、タイアップのお話をもらったりして、毎回すげえ変化球(の依頼)がいくつも飛んできて、それを打ち返すみたいなことをずっとやっていたんだけど、それらを後でまとめてみたら、「どうやら俺らはいろんな挑戦をしていたっぽいぞ!」と。
そうしたら、(メンバーの)宇多丸が「“いろいろな窓を開けてきた”っていう感じで、風通しの良さみたいなものをアピールできたらいいかもね」みたいな発言を受けて『Open The Window』っていうタイトルになりました。
――挑戦していくなかで不安はありましたか?
Mummy-D:俺は性格的に真面目だからさ、(コラボとかタイアップとか)そういう話がくると、「怖いんだ? できないんだろ?」って自分に言い聞かせて、「やってやるよ!!」って感じで(自分を)奮い立たせるのよ(笑)。だから、結局やるんだけど、毎回怖いよね。
――そういう葛藤が好きなんですか?
Mummy-D:葛藤するのは好きなのかも……なんか気持ち悪いね(笑)。でも、挑戦するのは新しい自分が見えるから好き、音楽的にも楽しいですしね。
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聴取期限 2023年7月2日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/cdj/