アイナ・ジ・エンドがパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの『ほな、また』」。日々の他愛もない話から、日常で大切にしていることなどを、リスナーからのメッセージも交えながらまったりとトークするプログラムです。時に、自身の音楽や最近の活動、今この人と話したいと思うゲストなども招いていきます。
8月2日(土)の放送では、アイナが考える“理想の夏フェス”を紹介しました。
パーソナリティのアイナ・ジ・エンド
◆8月は愛犬と自宅でプール開き
8月に入り、アイナ・ジ・エンド(以下、アイナ)は夏らしい思い出について語り始めます。アイナが毎年この時期に思い浮かべるのは、自宅で楽しむ「おうちプール」。一緒に楽しむのは愛犬の葉蔵(ようぞう)です。2020年のコロナ禍をきっかけに始まったこの夏の恒例行事。葉蔵は水が苦手だと思っていたものの、「足がちょっと浸かるぐらいやったら、はしゃぐ」という意外な一面を発見し、それ以来、毎年プールを設置して遊ばせているそうです。
アイナのアーティストとしての夏もまた、熱を帯びています。今年の夏フェスには、ほぼ毎週のように出演予定で、各地を飛び回る忙しさだといいます。「これを聴いているあなたも、どこかのフェスでお会いできたら嬉しいなと思います」とリスナーに呼びかけます。
夏フェスの醍醐味といえば、ステージを移動しながら好きなアーティストを観て回ること。今年は自宅でフジロックの中継を楽しんだというアイナは、「このステージのあとはこのアーティストを観ようって感じで楽しませていただきました」と振り返ります。
そして話題は、「もし自分がフェスを主催するなら」という“妄想”へ。「今日は、アイナ・ジ・エンドの『こんな夏フェスがあったらいいな』を、お届けしようかなと思っております」と意気込みを見せました。ラインナップやコンセプト、時間帯に至るまで、すべてが自由な妄想のフェス。「聴いているみなさんもフェスに想像で参加してください」と呼びかけました。
◆“夕暮れ時のフェス”をイメージして出演者をイメージ
毎週土曜の18時から放送の「ほな、また」。放送時間に合わせて、アイナは夕暮れどきのフェスをイメージします。ちょうど太陽が沈みかけ、空の色が少しずつ変わっていく時間帯です。ロケーションは海辺を設定。「ビーチで夕日を見ながら、みたいなイメージですね」と説明します。
そんなイメージを膨らませるきっかけとなったのは、2023年に妹のREIKAさんと訪れたロサンゼルスでの体験でした。姉妹で海辺を訪れ、砂浜を裸足で歩きながら夕日を眺めたひととき。「海風で髪の毛が塩っぽくなっていく、あのちょっと鬱陶しい感じとかも、すごく心地よかった」と振り返るその記憶が、今のアイナにとって“理想のフェス風景”を形づくる原点となっています。
そんな妄想フェスのトップバッターを飾るアーティストは、新進気鋭のロックバンド・ブランデー戦記。選曲は「Coming-of-age Story」でした。理由について、アイナは「ギターのリフがエモーショナルで大好きです。海にとっても合うんじゃないかなと思いました」とコメントしました。
続いての選曲は、BIMの「Runnin' feat. kZm, SIRUP」。アイナは「これを聴いてるんやっていう意外性があるかもしれないですね」と話しながら、「この曲はSIRUPさんのボーカルに合わせてお客さんがめっちゃ歌っているイメージがあります。2曲目はギアを上げて盛り上がっているのを想像して選ばせていただきました」と説明しました。
SIRUPは、アイナにとって12年来の知り合いでもあります。BiSHになる前、1人でClub AsiaやVUENOSのステージに立っていた頃からの関係で、「お互いにいろんな世界を見て、たまにフェスでお会いすると『うちら大きくなりましたね』みたいな雰囲気になりますね(笑)」と、年月を経た関係性への思いもにじませました。
パーソナリティのアイナ・ジ・エンド
◆忘れられないYUIとの共演エピソード
フェスはいよいよ中盤へと差しかかります。ここでアイナが重視したのは、「有名な人の有名な曲ばかりではなく、有名な人の“隠れ名曲”みたいなのが聴けたら嬉しいじゃないですか」という音楽への遊び心です。そんな想いとともに選ばれたのは、あいみょんの「ふたりの世界」でした。
「陽が落ちる、昼と夜の狭間にこの歌詞がピッタリ」だとアイナは話します。「私、この歌詞が大好きなんですよね。揺れ動いているような心情をかわいく表現している歌です」とコメントしました。
そして、アイナがトリのアーティストとして選んだのは、YUIでした。「夏と言えばですよね。私の青春の夏ソングを歌っていらっしゃる方に登場していただきたいです!」と紹介し、「SUMMER SONG」がオンエアされました。
「YUIさんの声を聴くと、いつでも青春に帰れるんですよ」と語るように、アイナにとってYUIの存在は特別なもの。人生で初めて買ったCDも、YUIとBUMP OF CHICKENの作品でした。「私を作ってくださったアーティストの1人でもあります」と敬意を込めて話します。
アイナは続けて、YUIとの“忘れられない思い出”も披露してくれました。2018年、フェス「VIVA LA ROCK ANTHEMS」にソロボーカリストとして招かれた際のこと。かねてからYUI好きを公言していたアイナに対し、音楽評論家の鹿野淳さんが粋な計らいをしてくれたといいます。「YUIが好きって言っていたから隣の楽屋にしたよ」と言われたものの、実際は「メイクの机が隣なだけで“同じ部屋やん!”みたいな。もう密着状態でした」と振り返ります。
しかも、憧れの存在を前に緊張のあまり大きく空回りし、「ほんまに最悪やったな、自分」と苦笑い。「空回ってしまうぐらい、大好きな存在なんですよ。そんな方にトリを務めていただきました!」とYUIに感謝の言葉を伝えました。
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<番組概要>
番組名:東芝ライフスタイル アイナ・ジ・エンドの「ほな、また」
放送日時:毎週土曜18:00~18:30
出演者:アイナ・ジ・エンド
番組Webサイト: https://tfm.co.jp/honamata/
番組公式X:@honamata_tfm