吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。2月29日(土)の放送では、五泉ニット工業協同組合 事務局長の高橋正春さんに、暗闇でも車のライトを反射する「夜光反射機能付きマフラー」についてお話を伺いました。
「夜光反射機能付きマフラー」製作発表のひとコマ
新潟県のほぼ中央に位置する町、五泉市。“五つの泉の市”という地名の通り、水資源に恵まれたこの地域は“ニットの町”として知られています。
ニットを編む会社、縫製する会社、糸を染める職人さん、刺繍屋さん、さらにはニットの風合いを整える会社など、さまざまな工程を担う工場が集まっていて、この地域で作られた製品は、「五泉ニット」と呼ばれます。
五泉市の地場産業「五泉ニット」
そんな地域で、この冬、ある機能性を持ったマフラーの製作が実験的におこなわれました。
それは、“歩行者の夜間の交通事故を防ぐために何ができるか?”。この取り組みは、新潟県警、五泉署、五泉ニット工業協同組合などが連携し、それぞれ専門分野からの視点で知恵を出し合い、暗闇でも車のライトを反射する「夜光反射機能付きマフラー」が完成しました。
「地元の警察署の方とお話をしているときに、『夜光反射材を使ったグッズは、いろいろある』と。でも、その定着率はとても低いと聞いたんですね。私たちの地域は、五泉という“ニットの町”ですから、ファッションを活かしたグッズを作れないかということで、反射材のマフラーを作ったんです」と高橋さん。
「さらなる機能性ニットを」
交通安全を身近なファッションに取り入れてもらおうと、新潟県警とのコラボレーションで作られた五泉ニットのマフラー。
歩行者の身を守る反射材を、気軽に身に着けることができると反響は上々です。
「『こういう商品を待っていました』という声をたくさん聞きました。機能性に特化したものは反響があるんだな、という印象がありますね。マフラーに続いて、第2弾、第3弾の機能性ニットを作っていきたいと思います」
機能性とファッション性を兼ね備えた、このマフラーをきっかけに、五泉市の地場産業の可能性がさらに広がっていきそうです。
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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55~14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php