ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」。6月4日(土)の放送は、Dragon AshのKjさん(Vo&Gt)とBOTSさん(DJ)が登場。デジタルシングル「Tiny World」について語ってくれました。
ジョージ・ウィリアムズ、Kjさん、BOTSさん、安田レイ
◆「Tiny World」のタイトルに込めた思い
――「Tiny World」はどういった楽曲になりましたか?
Kj:ドラマ(TBS系 金曜ドラマ「インビジブル」)の主題歌なんですけど、ドラマサイドから「こういうドラマがあるので、それにふさわしい曲を書き上げてくれないか」って話をいただいて。
それで(ドラマサイドの方が)スタジオに来て、楽曲に対するリクエスト、そのドラマ・作品に対する思い入れや精神論も含めていっぱい語ってもらい、その情熱に掻き立てられつつ、自分たちのエッセンスを入れて仕上げた感じです。
BOTS:コロナ禍になって特に思うのは、例えば今回のようなドラマの話だったり、俺だったら、ほかのアーティスト(のレコーディング)でコンポーザーとして呼んでもらったり、ライブやイベントに呼んでもらったりして。自分たちの動きが(以前よりも)鈍くなっているときに、いろいろな人に引っ張って(現場に)すくい上げてもらっているなって強く感じたし、今の自分の名前やスキルがあるからこそ、本当に今のような時代を生きられているというか、そこはありがたいなと思ってる。
――それは今の年齢になったからわかるようなこと? もし20代だったら、そのことに気づいていました?
Kj:俺たちが20代の頃は、別に“その時代が良かった”っていう意味じゃないんだけど、音楽を聴く人も聴かない人も世界自体がもっと寛容だったから、むちゃくちゃ尖ったことをやったとしても、それを許容するリスナーがいたっていうか。今も本当は何をやってもいいんだけど、許容範囲がめちゃくちゃ狭くなっているなと。
(以前は)もっと情報がない状態で、みんなガラパゴス携帯を使っていたし、YouTubeとかもない時代に音楽と向き合っていたから、ヘンテコな曲が多かった気がする。それが良い悪いじゃなくてね。
――タイトル「Tiny World」には、どういう思いが込められていますか?
Kj:コロナにしても世界情勢にしてもそうだけど、今は先行きが見えないから、いろいろ確証が持てなくてゴールも見えない。すると、いろんなことが手につかなくなる。それって、俺らが曲を書きづらいっていうのもそうだし、クリエイターが作品を生みづらいっていうことと同じなんだけど、今までできていたものが、できなくなったりするのは分かる。ただ、今でもできることができなくなる、みたいなのはちょっと愚かなことかなと思って。
別に世界の何かを変えられなくても、例えば、いま自分の隣にいる人に誠実に向き合ったり、手の届く範囲の人を笑わせたりすることはできる。だから、大きなことを変えたいと願う前に、まずは自分の小さな世界を誠実に、つまり“Pay it Forward(恩送りをする)”みたいな感覚で俺が横の人を変えて、その横の人が誰かを変えて、また誰かを変えていく。そうやって(みんなで)楽しくなっていくところからもう一回やり直さないといけないな、って思ったんですよね。
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聴取期限 2022年6月12日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:JA全農 COUNTDOWN JAPAN
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜 13:00~13:55
パーソナリティ:ジョージ・ウィリアムズ、安田レイ
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/cdj/