スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月7日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
母が病気を患い、本人は「もう長くないかも」と落ち込む日々です。4人家族ですが、私は母に一番心を許しています。実家暮らしのため、もし母がいなくなった場合は、母から「お父さんと仲良く暮らして」と言われました。妹は一人暮らしなのですが、その妹にも協力してもらってとも伝えられています。
しかし私は、父と妹が正直苦手です。父は私に強く当たる傾向があり、妹とは犬猿の仲で話しませんし、目も合いません。この場合、家族で仲良くし、協力し合うのにはどんな心掛けが必要でしょうか? なるべく母の意向に添いたいとは思っています。最近不安で眠れない状態です。
<江原からの回答>
江原:愛情を込めて申し上げます。人が不幸になるときに必ず付随してくる3つの要素を「不幸の三原則」と言うのですが、その3つとは「自己憐憫・責任転嫁・依存心」です。
お母さんは立派な方かもしれませんが、相談者さんを自立させていませんでしたね。だから、相談者さんのお母さんに対する依存心が強くなってしまっている。実家暮らしで、いつまでも「お母さん、お母さん」と言っていて、大人になれていませんよね。
しかしお母さんはこういう状況ですし、今すぐ家を出ていくのはかわいそうですから、きちんと見送ってあげてください。それが、かわいがってもらったあなたの責務です。その後はしっかり自立しましょう。実務としてお父さんの世話を見るというのも、実家に住まわせていただいているのですから責務です。
それからは、自分の人生は自分で構築していく。年齢的には十分大人ですので、そろそろ独り立ちの時期なのではないでしょうか。お父さんが妹さんとやっていけるというのでしたら、あなたのほうが(家を出て)自立することもできますよね。お母さんが何を言っていようが、別に大丈夫です。人はみな、向こう(あの世)に還れば真実が見えるので、あとは何とでもなります。
ちなみに私はエンディングノートをつけていて、環境が変わるたびに内容を更新しています。いつ死んでも安心です。そして、自分に関することで「こうしてほしい」「ああしてほしい」という内容は、ほとんど書いていないんです。「自由にしてください」とだけ書いてあります。
だって、残された者からしたら困るでしょう? だから(遺族の)心の負担が一切ないように、「欲しいものは持っていってもいいですし、そうでないものは私の残したお金で処分してください」と書いています。そうすると、私も家族も、みんな楽です。
たくさんの方から、亡くなった家族の意向などについて「どうしたら良いでしょう?」というお悩みを相談されてきたので、私自身は「死後の臓器移植の意思」なども含めて、すべてを書いておくことにしたんです。周囲には「エンディングノートはパソコンのデスクトップに置いていますので、亡くなったらそれを読んでください」と知らせてあります。そういうこともやっておかなければいけませんね。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「自立して自由となる」
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4月7日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月15日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子