きゃりーぱみゅぱみゅがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~」(毎週日曜12:30~12:55)。この番組では、きゃりーが自身の趣味や興味のあることについて語ったり、いま輝いているゲストをお迎えしたりしながら、さまざまなエピソードを1冊の本に見立て、紐解いていきます。現在、産休に入ったきゃりーが復帰するまでの間、お笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春菜(こんどう・はるな)さんがパーソナリティを代演。
10月27日(日)、11月3日(日・祝)の放送では、渋谷凪咲(しぶや・なぎさ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。
(左から)代演パーソナリティの近藤春菜さん、渋谷凪咲さん
★NMB48を卒業してから気づいたこと
大阪・なんばを拠点に活動する秋元康さんプロデュースのアイドルグループ・NBM48に4期生として加入した渋谷さん。同グループの中心メンバーとして活躍してきましたが、2023年12月にNMB48を卒業。その後も、バラエティや女優業など活動の幅を広げています。
そんな渋谷さんと春菜さんは、番組での共演をきっかけに仲良くなり、プライベートで食事に行くなど、お互いを「はーちゃん(春菜さんの愛称)」「なぎちゃん(渋谷さん)」と呼び合う仲で、初めて人に話すことやラジオでは話せないことまで、会うと5時間ぐらいしゃべってしまうこともあるほど。
冒頭から和気あいあいとしたトークで盛り上がるなか、渋谷さんが去年の12月にNMB48を卒業してからの話になります。
春菜さんから「卒業してから変わったことはある?」という質問に、渋谷さんは「11年ぐらいやっていたんですけど、全然悪い意味じゃなくて、ずっと“監視下”に置かれているっていう気分で生きてたんだなって、卒業してから気づいたんですよ(笑)」と話します。
アイドル時代はというと、「周りにはいつもメンバー、先輩・後輩、スタッフさんがいて、ファンの方やたくさんの人の気持ちを背負っていました。例えば、後輩に会ったら、尊敬されるような“素敵な背中を見せたい”って思うからこそ、後輩からこう見られたいからこうしなきゃとか、先輩に会ったらこうしなきゃとか、ファンの方にはこう思ってほしいとか、いろんな人の気持ちを背負っていたので、常にたくさんの人から見られているみたいな感じでした」と振り返ります。
さらには、「“自分のやること=グループの連帯責任”になるからと思っていたので、悪いことをしているわけじゃないけど、プライベートもすごい隠れて生きている感じでした(苦笑)。勝手に自分のなかで責任感のような“みんなの思う、なぎちゃんでいなきゃ”って」と渋谷さん。
そんな思いからNMB48に在籍していた当時は、1人で外食をする際でもマスクと帽子をかぶっていたものの、卒業してからは「“もういいや!”と思って、マスクと帽子をとって、1人で蕎麦とおにぎりを食べていたときに“なんか、すごい幸せ!”と思った(笑)」と笑顔をのぞかせます。
グループを卒業してからは、「体が軽くなったというか。いい意味で、グループを背負ったり、後輩とか先輩を背負わず、自分として生きていこうってなったんだ、みたいなことを、蕎麦をすすっているときに思って(笑)。でも逆に、グループの看板がないからこそ“頑張らなきゃ!”って思いましたね」と自身に芽生えた気持ちの変化について語りました。
(左から)代演パーソナリティの近藤春菜さん、渋谷凪咲さん
★Chapter#0 Library★
ゲストが背中を押された作品を紹介してもらうコーナーで、渋谷さんがセレクトしたのは、「映画 ひみつのアッコちゃん」です。
こちらは、赤塚不二夫さんのマンガ「ひみつのアッコちゃん」を、綾瀬はるかさん主演で実写映画化した作品で、渋谷さんは「綾瀬はるかさんのことが大好きで、憧れの存在というのもあるんですけど、この映画の世界観、ストーリー、お洋服とかもめちゃくちゃかわいらしい!」と絶賛。「女の子としてのトキメキが詰まっているのもありつつ、ハッピーでハートフルになる作品で大好きなんです」とセレクト理由を語りました。
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また、フリートークでは、春菜さんが「なぎちゃんのお芝居が素晴らしいと思っていてね。もともとお芝居に興味があったの?」と質問する場面も。これに、渋谷さんは「小さい頃から、いつか演技のお仕事をしたいなと思っていたので、何となく夢はあって。アイドルを見てかわいいなと思ってアイドルになったんですけど、アイドル時代はとにかく必死だったので(その夢のことは)考えないようにしていたんです。いろいろとお仕事をさせていただくなかで、“(演技のお仕事も)やりたいな”とは思っていたけど、バラエティを全力で頑張りたいから演技をやりたい気持ちをぐっと抑えていたんです」と答えます。
そうしてバラエティに全力を注いでいたなかで、自然と演技の仕事のオファーが舞い込むようになったと言い、「バラエティとお芝居って全く違うし、バラエティは生モノだから、例えば、台本があったとしても、台本通りというよりも自分らしさだったり、アドリブで生まれたものにいかに返していくかみたいなことじゃないですか。でもお芝居って、しっかりセリフがあって、毎回新鮮な気持ちで役に入っていける。(バラエティでは)自分の脳で考えるみたいな、大喜利とかも自分で考えるけど、(逆にお芝居は)あるものをいかに自分のものにしていくかみたいなことにシフトしていって、それもすごく楽しくて。まだ分からないことだらけだから、監督とかとお話をする時間も含めて、新しいことを吸収して学んでいる時間がめっちゃ楽しい」と目を輝かせていました。
2週に渡る渋谷さんとのトークを振り返り、春菜さんは「なぎちゃんの面白いところとかもまだまだあるので、話し足りなかったです。なぎちゃんがこれからどんなふうに女優さんとして活躍していくのか楽しみです。皆さんもぜひチェックしてください」と話していました。
次回11月17日(日)のゲストは、映像ディレクターの大根仁さんです。
<番組概要>
番組名:CHINTAI presents きゃりーぱみゅぱみゅ Chapter #0 ~Touch Your Heart~
放送日時:毎週日曜 12:30~12:55
パーソナリティ:きゃりーぱみゅぱみゅ