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「第80回文化庁芸術祭」&「教育・文化週間」が開催中!舞台と博物館で“芸術の秋”を体験しよう!
2025-11-03 (月) 06:00
杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。
11月2日(日)の放送テーマは、「観て聴いて体験しよう! 文化芸術のすすめ」。文化庁の吉野千津(よしの・ちづ)さんから、今年で第80回を迎えた文化庁芸術祭と11月1日(土)からスタートした教育・文化週間について伺いました。
杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。
11月2日(日)の放送テーマは、「観て聴いて体験しよう! 文化芸術のすすめ」。文化庁の吉野千津(よしの・ちづ)さんから、今年で第80回を迎えた文化庁芸術祭と11月1日(土)からスタートした教育・文化週間について伺いました。

◆毎年秋に開催「文化庁芸術祭」に注目
この季節になると「芸術の秋」という言葉をよく耳にします。この言葉は、1918年に刊行された雑誌に「美術の秋」という表現が登場したことが起源だといわれています。秋は芸術を観て、聴いて、体験するのにぴったりの季節です。そこで今回は、文化庁で舞台芸術関係の業務を担当する吉野さんに、注目のイベントや教育・文化週間の取り組みを紹介していただきました。
最初に取り上げたのは、今年で80回目を迎えた「文化庁芸術祭」です。第1回は、なんと終戦の翌年である1946年に2ヵ月かけて開催されました。発案者は、当時の文部省社会教育局芸術課長で、のちに初代文化庁長官となった今 日出海(こん・ひでみ)さんです。「今さんは『古くから引き継がれている日本の素晴らしい文化や魅力的な芸術に触れることができたら、みんなの心に希望と勇気が湧いて、(戦後の)生活を必ず立て直すことができる』といった思いから芸術祭を発案され、さまざまな方の協力を得て発足しました」と吉野さん。
また、その内容については「東京芸術劇場では歌舞伎、帝国劇場では創作劇や邦楽、日本舞踊、さらに、オペラや洋楽、バレエ、翻訳劇の公演などバラエティに富んでいたようです」と解説します。それから80年、時代は変わっても「多くの人に芸術に触れてもらいたい」という思いは受け継がれ、現在も毎年秋に開催されています。
◆人間国宝の技を“生の舞台”で体験
今年の文化庁芸術祭は10月1日(水)から11月30日(日)まで開催。演劇、文楽、舞踊、邦楽、民俗芸能、オペラ、オーケストラ、バレエなど、幅広いジャンルが揃い、初心者でも楽しめる内容となっています。
そのなかで、吉野さんが注目公演の1つとして挙げたのが、11月28日(金)に大阪市・国立文楽劇場で開催される「人間国宝の至芸-源平の世界を聴く-」です。こちらは、琵琶、常磐津節、狂言、長唄を代表する人間国宝5人が一堂に介し、源平の物語を題材にした作品を通じて、各芸能の至極の芸を鑑賞できます。
さらに、吉野さんは「近年は映画や動画など視聴環境が多様化し、生の舞台やコンサートに触れたことのない方もいらっしゃるかもしれませんが、生だからこそ体感できる感動があります。演劇の舞台であれば、俳優の息遣い、音の振動、ほとばしる汗など、観客とともに作り上げる舞台は人々の心に響き、まさに希望と生きる活力を与えてくれます。舞台やコンサートに興味を持たれたら、ぜひライブに足を運んで、臨場感を体験してほしいです」と熱弁します。
これには、プロフィギュアスケーターとして活躍する村上も、「会場に行くと、氷が削れる音だったり、会場の空気感に感動してくださったりしますし、そういうのは、やっぱり生で観ないと感じられないので、そこでしか味わえない臨場感をぜひ体験してほしいです」と力を込めます。
最近では学生割引やジュニア割引など、若い世代が気軽に舞台芸術に触れられる取り組みも広がっています。そのほか、今年のラインナップなどは文化庁芸術祭のWebサイトでご確認ください。
◆博物館のイベントが目白押し!
11月1日から7日は「教育・文化週間」です。教育や文化の大切さを広く知ってもらい、よりよい社会づくりや一人ひとりの人生の充実につなげることを目的として設けられ、今年で67回目を迎えます。
この期間中は全国各地で教育・文化関連のイベントが開催されたり、全国の博物館などでは、特別プログラムや公開講座、ワークショップなどが多数おこなわれるほか、無料開館となる施設も多くあります。
ちなみに、博物館の定義について、吉野さんは「資料を集めて保管し、調査研究して資料の価値を調べ、その成果を展示を始めとするさまざまな方法で発信し、すべての人々に学びや楽しみを提供する機関といえます」と解説。つまり、歴史的資料が展示されている施設だけでなく、美術館や動物園、水族館、植物園、科学館、プラネタリウムといった施設も広く博物館に含まれます。
教育・文化週間に関連した全国の博物館などの無料開館やイベントなどの情報は、文部科学省のWebサイト内の「教育・文化週間」のページにまとめて紹介されています。また、文化庁の博物館総合サイトでは、全国の博物館リストを公開していたり、ユニークな取り組みをおこなっている施設を動画で確認することもできます。
「体験」に特化した情報を提供するサイトも充実しています。国立青少年教育振興機構の「体験活動情報サイト」では、全国の企業や団体が提供する体験活動プログラムを紹介しています。理科、体育、図画工作、道徳など、子どもの成長や学びにつながる体験を地域や時期、教科別に検索できるようになっており、家族で芸術や文化に触れるきっかけづくりにも役立ちます。
改めて、吉野さんは「文部科学省では『学んだことは宝物。冒険に出かけよう!』をキャッチコピーに『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』とタイアップしています(10月31日(金)公開)。皆さんもぜひ、自分なりの冒険に踏み出してほしいです。そして、実際に観て、聴いて、体験して、文化芸術に触れてください」と呼びかけました。
番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「文化庁芸術祭」と「教育・文化週間」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず、村上は“芸術を生で観て五感で感じよう”を注目ポイントに挙げます。杉浦は“親子で 家族で 博物館に行こう!!”とスケッチブックに書き、「実際に足を運ぶことが大事ですよね」と話していました。

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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm
11月2日(日)の放送テーマは、「観て聴いて体験しよう! 文化芸術のすすめ」。文化庁の吉野千津(よしの・ちづ)さんから、今年で第80回を迎えた文化庁芸術祭と11月1日(土)からスタートした教育・文化週間について伺いました。

(左から)杉浦太陽、吉野千津さん、村上佳菜子
◆毎年秋に開催「文化庁芸術祭」に注目
この季節になると「芸術の秋」という言葉をよく耳にします。この言葉は、1918年に刊行された雑誌に「美術の秋」という表現が登場したことが起源だといわれています。秋は芸術を観て、聴いて、体験するのにぴったりの季節です。そこで今回は、文化庁で舞台芸術関係の業務を担当する吉野さんに、注目のイベントや教育・文化週間の取り組みを紹介していただきました。
最初に取り上げたのは、今年で80回目を迎えた「文化庁芸術祭」です。第1回は、なんと終戦の翌年である1946年に2ヵ月かけて開催されました。発案者は、当時の文部省社会教育局芸術課長で、のちに初代文化庁長官となった今 日出海(こん・ひでみ)さんです。「今さんは『古くから引き継がれている日本の素晴らしい文化や魅力的な芸術に触れることができたら、みんなの心に希望と勇気が湧いて、(戦後の)生活を必ず立て直すことができる』といった思いから芸術祭を発案され、さまざまな方の協力を得て発足しました」と吉野さん。
また、その内容については「東京芸術劇場では歌舞伎、帝国劇場では創作劇や邦楽、日本舞踊、さらに、オペラや洋楽、バレエ、翻訳劇の公演などバラエティに富んでいたようです」と解説します。それから80年、時代は変わっても「多くの人に芸術に触れてもらいたい」という思いは受け継がれ、現在も毎年秋に開催されています。
◆人間国宝の技を“生の舞台”で体験
今年の文化庁芸術祭は10月1日(水)から11月30日(日)まで開催。演劇、文楽、舞踊、邦楽、民俗芸能、オペラ、オーケストラ、バレエなど、幅広いジャンルが揃い、初心者でも楽しめる内容となっています。
そのなかで、吉野さんが注目公演の1つとして挙げたのが、11月28日(金)に大阪市・国立文楽劇場で開催される「人間国宝の至芸-源平の世界を聴く-」です。こちらは、琵琶、常磐津節、狂言、長唄を代表する人間国宝5人が一堂に介し、源平の物語を題材にした作品を通じて、各芸能の至極の芸を鑑賞できます。
さらに、吉野さんは「近年は映画や動画など視聴環境が多様化し、生の舞台やコンサートに触れたことのない方もいらっしゃるかもしれませんが、生だからこそ体感できる感動があります。演劇の舞台であれば、俳優の息遣い、音の振動、ほとばしる汗など、観客とともに作り上げる舞台は人々の心に響き、まさに希望と生きる活力を与えてくれます。舞台やコンサートに興味を持たれたら、ぜひライブに足を運んで、臨場感を体験してほしいです」と熱弁します。
これには、プロフィギュアスケーターとして活躍する村上も、「会場に行くと、氷が削れる音だったり、会場の空気感に感動してくださったりしますし、そういうのは、やっぱり生で観ないと感じられないので、そこでしか味わえない臨場感をぜひ体験してほしいです」と力を込めます。
最近では学生割引やジュニア割引など、若い世代が気軽に舞台芸術に触れられる取り組みも広がっています。そのほか、今年のラインナップなどは文化庁芸術祭のWebサイトでご確認ください。
◆博物館のイベントが目白押し!
11月1日から7日は「教育・文化週間」です。教育や文化の大切さを広く知ってもらい、よりよい社会づくりや一人ひとりの人生の充実につなげることを目的として設けられ、今年で67回目を迎えます。
この期間中は全国各地で教育・文化関連のイベントが開催されたり、全国の博物館などでは、特別プログラムや公開講座、ワークショップなどが多数おこなわれるほか、無料開館となる施設も多くあります。
ちなみに、博物館の定義について、吉野さんは「資料を集めて保管し、調査研究して資料の価値を調べ、その成果を展示を始めとするさまざまな方法で発信し、すべての人々に学びや楽しみを提供する機関といえます」と解説。つまり、歴史的資料が展示されている施設だけでなく、美術館や動物園、水族館、植物園、科学館、プラネタリウムといった施設も広く博物館に含まれます。
教育・文化週間に関連した全国の博物館などの無料開館やイベントなどの情報は、文部科学省のWebサイト内の「教育・文化週間」のページにまとめて紹介されています。また、文化庁の博物館総合サイトでは、全国の博物館リストを公開していたり、ユニークな取り組みをおこなっている施設を動画で確認することもできます。
「体験」に特化した情報を提供するサイトも充実しています。国立青少年教育振興機構の「体験活動情報サイト」では、全国の企業や団体が提供する体験活動プログラムを紹介しています。理科、体育、図画工作、道徳など、子どもの成長や学びにつながる体験を地域や時期、教科別に検索できるようになっており、家族で芸術や文化に触れるきっかけづくりにも役立ちます。
改めて、吉野さんは「文部科学省では『学んだことは宝物。冒険に出かけよう!』をキャッチコピーに『映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ』とタイアップしています(10月31日(金)公開)。皆さんもぜひ、自分なりの冒険に踏み出してほしいです。そして、実際に観て、聴いて、体験して、文化芸術に触れてください」と呼びかけました。
番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「文化庁芸術祭」と「教育・文化週間」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず、村上は“芸術を生で観て五感で感じよう”を注目ポイントに挙げます。杉浦は“親子で 家族で 博物館に行こう!!”とスケッチブックに書き、「実際に足を運ぶことが大事ですよね」と話していました。

(左から)杉浦太陽、村上佳菜子
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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm




