(左から)住吉美紀、斉藤由貴さん
住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜9:00~11:00)。“プロフェッショナルの素顔に迫る”をテーマに、各界で活躍されている素敵な方々をゲストに迎えて話を伺うコーナー「Blue Ocean Professional supported by あきゅらいず」。
2月13日(月)のゲストは、女優、歌手の斉藤由貴さん。今回の放送では、ボイストレーニングの成果や、歌手デビュー記念日である2月21日(火)に再リリースされるアルバム『何もかも変わるとしても』について語ってくれました。
斉藤由貴さん
1966年生まれ、神奈川県出身の斉藤さん。1984年に「少年マガジン」(講談社)「第3回ミスマガジン」でグランプリを受賞。1985年2月に「卒業」で歌手デビュー。同年4月、「スケバン刑事」(フジテレビ系)で連続ドラマ初主演。1986年にNHK連続テレビ小説「はね駒」でヒロインを演じ、1987年「レ・ミゼラブル」で初舞台を踏みます。以降、女優、歌手として幅広く活躍。2017年に公開された是枝裕和監督の映画「三度目の殺人」での演技が評価され、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。2020年には、常盤司郎監督の映画「最初の晩餐」で「第34回 高崎映画祭」最優秀助演女優賞を受賞しました。
斉藤由貴さん
◆ボイトレの成果を実感!?
住吉:斉藤さんは、現在放送中のドラマ10「大奥」(NHK総合)で春日局(かすがのつぼね)を演じています。ドラマでは(史実における男女の役回りを逆転させた)“男女逆転”の世界を描くなか、由貴さんは鬼気迫る役を演じていてSNSでも話題になっていました。
また、昨年12月に開催された「X’mas live 2022」のMCでは、「最近歌うことがまた楽しくなってきた」とおっしゃっていましたね。由貴さんの歌も大好きなのでうれしく思います。
斉藤:デビュー当時、アイドルとして活動していたときには、どうしても枕言葉で“アイドル”が付いたんです。型にはめられることが苦しくて、歌うときは正直つらい気持ちがあったんです。「求められる形がそぐわないな」という気持ちがすごくありました。でも、こうやって何十年も経ってから、アイドル時代の曲や歌ったことが自分にとっての宝物になったというか。こんなふうに思っていなかったので、びっくりです。
住吉:ライブでは「最近、ボイストレーニングを始めた」とおっしゃっていましたね。
斉藤:歳を取ってくると、ボーカルの声が心もとなくなってくるじゃないですか(笑)。声も低くなってきますし。昨年12月のライブ前、NOKKOさんからボイストレーニングの先生を紹介してもらって、10月、11月ぐらいから週1ぐらいで見てもらいました。やってみたら成果があって感動しました。やっぱりトレーニングって裏切らないんだなってすごく思いました。
住吉:最近はNOKKOさんと親しくされているんですね。
斉藤:ちょっと自慢(笑)。NOKKOさんの大ファンだったから、お友達になってランチできて、去年はすごく幸せでした。
住吉:ライブでは(NOKKOの)「人魚」をカバーされていましたね。
◆12年のときを経て再リリース
住吉:このたび、2011年にリリースされたアルバム『何もかも変わるとしても』が、2月21日(火)に再リリースされます。どうしてこの作品を今、再リリースすることになったのでしょうか?
斉藤:アルバムは25周年のときに作ったのですが、当時はインディーズ的な作り方をしたので、今では入手できない形になってしまったんです。
住吉:なるほど! 買おうと思っても買えない。
斉藤:そう。マネージャーが「すごくいいアルバムだと思う」と言ってくれたし、久しぶりに作ったオリジナルフルアルバムなので、きちんと形にしましょうと(周りが)動いてくれたんです。
住吉:お会いするなかで思うのは、由貴さんって本当に周りのスタッフに愛されているなと感じます。それは由貴さんが愛されるような行動をされたり、それだけ仕事に一生懸命だってことを見せているからなんだろうなと思っていました。
斉藤:とってもうれしかったです。自分でもいいアルバムだと思いますし、歌詞もいろんな方に書いてもらったりしているんです。いろんな方の息吹を取り込むことができたので、私にとっても新鮮なことがたくさんありました。
住吉:武部聡志さん、谷山浩子さん、亀井登志夫さん、遊佐未森さん、辛島美登里さんといった方々が作詞・作曲に参加されているアルバムです。なんと、ご家族も登場されているんですよね?
斉藤:そうなんです(笑)。最初の頃からお世話になっている方がプロデュースしてくださったんですけど、「せっかくだから、お子さんにコーラス入ってもらわない? 大人になってから宝物になると思うよ」と言われたんです。それが、今となっては長女(女優・水嶋凜)があんなことになり(笑)。
住吉:水嶋凜さんも(昨年9月、由貴さんの楽曲「予感」をカバーして歌手)デビューされました。(アルバム『何もかも変わるとしても』の)コーラスには水嶋凜さんのお声も入っているんですね。
斉藤:はい。子どもが参加している曲が2曲あります。
◆実はアニメオタク…!?
住吉:このコーナーでは、プロフェッショナルの素顔に迫るというテーマで、周囲から「意外だね」と言われるような素顔について伺っています。由貴さんは最近、そういうのはありますか?
斉藤:「呪術廻戦」って作品をご存知ですか? 物語の舞台となる呪術高専に、超イケメンの超俺様な先生(五条悟)がいるんです。その先生が超かっこよくて、スマホにシールを貼っています。それをきっかけに、アニメ好きのスタッフと会話しています。
アニメ「呪術廻戦」の五条悟の大ファンだという斉藤さん。スマホにもシールを貼って癒やされているそうです。
住吉:へー! それはもともと作品が好きでアニメを観て、(五条悟の)ファンになって、シールを貼ったんですか?
斉藤:そうです。もともと私、アニメオタクなんです。
住吉:高校時代は漫画部の部長だったんですよね?
斉藤:はい。漫研にいたので基本的にオタクなんですね。古くは「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルという、悪者なんだけど超かっこいいキャラクターから始まって、ちょっと悪い“悪者系のイケメン”みたいなキャラに弱いんですね。
たとえば「鬼滅の刃」でいうと「宇髄天元」あたりのキャラクターが好きです。「呪術廻戦」の五条悟さんへの熱がこもって、とうとうフィギュアを買ってしまいました。
住吉:えー! どこに飾っていらっしゃるんですか?
斉藤:キッチンに座っていますね。
住吉:ちなみに、ご家族の反応は?
斉藤:笑っていました。長男もアニメが大好きで、彼から「呪術廻戦」のことを教えてもらったので、彼の食卓にちょこんと座らせたりしています。2個買ったので(それをキッチンに)置いたら、すごく大笑いされて「なにこれ?」って。
「ちょっと買ってみました。今度一緒にフィギュアを見に行こう」って言ったら、「俺は自分の好きなときに行く」とか言いながらも「そのお店はどこにあるの?」って聞かれました(笑)。
住吉:息子さんとのコミュニケーションのきっかけになっているのがおもしろいですね。
五条悟のフィギュアまで買ってしまったという斉藤さん。キッチンに飾っていたら、アニメ好きの息子さんも思わず笑っていたそうです。
◆武部聡志に感じる“深い縁”
住吉:3月31日(金)に開催される「武部聡志音楽活動 45周年プレミアム・オーケストラ・コンサート」への出演が決まっているとお聞きしました。
斉藤:そうなんです。武部さんのコンサートでは、いつもお声がけをいただいています。彼にとって私のデビュー曲「卒業」(作詞:松本隆、作曲:筒美京平)は、アレンジャーとしてブレイクするきっかけになったそうなんです。だから、いつもすごく深い縁を感じています。
住吉:私もこうして斉藤由貴さんとお仕事でつながることができたのも、実は武部聡志さんのおかげなんです。今年も歌に演技に、いろんな斉藤由貴さんを見ることができるのを、私もいちファンとして楽しみにしています。
斉藤:頑張ります!
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聴取期限 2023年2月21日(火)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/bo/
特設サイト:
https://www.tfm.co.jp/bo/aky/