スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。10月22日(日)の放送では、リスナーから寄せられた、さまざまなメッセージを紹介。江原がアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私はスーパーのレジ店員をしているのですが、最近、子連れのお客さんにクレームを入れられることが多々あります。
お子さんがレジの備品を勝手に触ったり、いたずらをしたり、壊した商品を黙って店頭に戻そうとしたりするので、毅然と「触らないでね」「戻さないでね」と注意をすると、その子の母親からすごい剣幕で怒鳴られ、「子どもにそんなこと言わないでくれる?」「ムカついてくる! 謝罪しろ!!」などと、クレームに発展します。
社員からは「とにかく謝って」と言われます。しかし、子どものことを本当に大切に育てているなら、こちらからの指摘を素直に受け止められると思うのですが、こういう親たちは子どもを大切に思わないのでしょうか? 注意されても受け止められない親に育てられる子どもたちが不憫に思えてしまいます。こういう親の子どものいたずらを注意するときのアドバイスをお聞きしたいです。
<江原からの回答>
江原:相談者さんの気持ちはよくわかりますが、私はそのお母さんたちが不幸だなと思います。幸せな人は意地悪をしません。誰だって、優しくて良いお母さんや、知的なお母さんでありたいと思うのではないでしょうか。こんなクレーマーなママになりたいなんて思っている人は、いないと思うんです。
相談者さんはつらいと思うのですが、まず1つ、「哀れだな」と思ったほうが良いと思います。そういうお母さんたちがいることについて、私も「まあ、ひどい」「本当に最低」などと言ってしまうのは簡単ですが、もしかしたら、そのお母さんたちは「家で旦那さんからDVを受けていないか?」とか、「ひどい旦那さんのもとで暮らしているのでは?」とか、「旦那さんがいなくて子育てに追われてしまって余裕がないのでは?」などと、いろいろ想像してしまいます。
そうすると、子どもに対して注意されたことが、自分を非難されたように思ってしまい、「私の人生、悪いっていうの?」などのように飛躍しやすい。何かを1つ言ったことで「そんなことまで言ってないけど……」って思ってしまうような、すごい返しをされることってありませんか?
奥迫:ちょっと、虫の居所が悪いときもありますもんね。
江原:そうなんですよ。虫の居所だと思うんです。自分がご機嫌だったら注意されても「あ~、もうごめんなさい」と謝ったり、「こうやって商品を触ると、多くの人に迷惑がかかるよ」と子どもに言い聞かせることができますからね。それができないということは、いわば余裕がない。
私は、全てのお母さんが幸せであってほしいと思うんですよ。なぜかというと、それが子どもさんの幸せにつながるから。
奥迫:その通りですね。例えば、そういうことがあったときに、相談者さんは、お母さんのほうに「お母さん、大丈夫ですよ。私が片付けておきますからね」と声をかけて、お子さんには「次に買う人が気持ちいい状態のほうが良いよね」と、ニコッと笑いかける。そんな感じの対応をされるのはいかがでしょうか?
江原:私もそう思います。相談者さんがそのような対応をすることは、すごく忍耐力が必要なことだと思いますが、自分が幸せでなければ人を幸せにできない。この幸せとは、物質的な幸せのことを言っているのではないんですよね。大変だとは思いますが、みなさんに幸せを伝えていってください。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「自分自身が幸せであることで、幸せを呼び込みます」
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10月22日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年10月30日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/