杉浦太陽がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「SBI損保 presents TOKYO こども TIMES」(毎週土曜14:55~15:00)。
“パパ・ママとキッズの会話の架け橋に”をコンセプトに、子どもにまつわるさまざまなトピックを毎週紹介しています。
5月31日(土)の放送では、話題の「生成AI」について取り上げました。
パーソナリティの杉浦太陽
高度なAI(人工知能)技術によって、人間のように自然な対話をしながら回答を生成するAIチャットサービス「ChatGPT(チャット ジーピーティー)」。同サービスをきっかけに広まった生成AIですが、お子さんはすでに使っていますか?
番組内では、ベネッセコーポレーションが全国の小学3~6年生とその保護者1,032組を対象に2024年におこなった「生成AIの利用に関する調査」を紹介。
それによると、生成AIを「知っている」と答えた子どもは全体の23%。そのうち「よく使っている」16%、「ときどき使っている」28%、「試しに使ったことがある」26%と、生成AIを知っている子どもの約7割に利用経験があることが明らかになりました。
一方、保護者の意見はというと、「積極的に使ってほしい」14%、「少し使ってほしい」52%と肯定派が66%にのぼる一方、「あまり使ってほしくない」20%、「まったく使ってほしくない」4%と、否定派も24%に。意見が分かれる結果となりました。
急速に広がる生成AI。国は生成AIの利用に関するガイドラインを公表しています。特に小学生に関しては、「慎重な対応が必要」とし、AIの回答をうのみにすることで学習過程が省略される懸念や、「ファクトチェック(事実確認)の方法を意識的に教えること」の必要性などを挙げています。
また、「ChatGPT」には13歳未満の利用制限が設けられており、18歳未満が利用する場合には親権者・法定代理人などの同意が必要です。
パーソナリティの杉浦は「確かに、何でも生成AI頼みでは考える力が育ちませんし、誤った知識を得るかもしれません。一方で、うまく使えば勉強や趣味に役立つでしょう。悩ましいところですよね」とコメント。
さらに、「子どもの成長のためにどうすればいいか、親がよく考えたうえで、子どもの希望やビジョンも聞いてみる、そんな対話が必要かもしれません」と、親子で向き合うことの大切さを呼びかけました。
進化を続ける生成AI。便利なツールだからこそ、正しく、安全に使うための“家庭での対話”がこれまで以上に求められているのかもしれません。
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5月31日(土)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 6月8日(日)AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:SBI損保 presents TOKYO こども TIMES
放送日時:毎週土曜14:55~15:00