スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
10月13日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
夫が不倫をして5年になりました。夫の不倫が分かったときは本当に絶望的でしたが、今は子どもたちを育て上げるまでは、ちゃんと責任を取ってもらいたいと考えるようになりました。
離婚する場合は、私も経済的に自立できるようにと、保育士の資格を取り、なんとか頑張ってきました。子どもは中学3年と小学5年生になり、どちらとも男の子で、素直に育ってくれています。
でも時々、精神的に疲れてしまい、ふと孤独を感じることがあります。子どもの成長が嬉しい反面、子どもが巣立っていくことを、どこかで「良かった」と思えない自分を感じるからです。夫が不倫をしていて、私にはもう愛情がないゆえに、子どもへの執着が深まっているのかと思うと、自分が情けないというか悲しい存在に思えてきます。
このような心模様を、どのようにしたら前向きにできるでしょうか。どうか、カツを入れてもらえたらと思います。
<江原からの回答>
江原:子どもたちを育て上げるまではちゃんと責任を取ってもらいたいと考えて、この5年があったのでしょうけれど、通常はこの状態が5年続くと、夫は「このままで良いんだ」と思ってしまいますよ。「不倫している状態で良いんだ」と、たぶん許してもらえていると捉えているでしょう。
私は「もう離婚したら良いのに」と思ってしまいます。お金のことは弁護士を間に入れて整理して、養育費を払ってもらうようにすれば良いです。この先、相談者さんが息子さんたちからも疎まれるようになってしまったら……と思うと、とても怖いです。
このようなケースの方のなかには、「私は夫に不倫され、子どもたちも私を棄てていきました」と、自己憐憫に浸る人がけっこう多いんです。だから気づいていただきたいのは、“自分でそう選んでいることもあるよ”ということ。それに気づかないと、「自分は夫にも愛されない女。そして息子たちからも、母として大事にされない、求められない母だ」……こんな風な考えに陥ってしまいます。そういう風に、自分がしているのです。
自分軸で生きれば、例えば夫が不倫していたとしても「好きにしたら?」と思えますし、やり直す気がないのなら「さようなら。その代わり、ちゃんと責任だけは果たしてね。あなたが悪いんだから」と告げて別れられます。再婚する可能性だってあるかもしれないですし、結婚しないにしてもパートナーが見つかるかもしれない。子どもからすれば、楽しく輝いている親を見るほうが良いはずです。
一生懸命にやってきても、子どもから鬱陶しいと言われたら嫌じゃないですか。「北風と太陽」のお話じゃありませんけれど、北風のように強引に……というのはダメです。やっぱり太陽。いつも爛々と輝いているのが良いですから、自己憐憫に浸るような悲しい女性にならないでくださいね。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「広い視点、俯瞰して見れば自分の今と道がわかります」
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10月13日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 10月21日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子