スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。人生に前向きになる力を与えてくれる“ことば”を大切にしている江原が、現代社会でさまざまな物事に直面している人たちに温かいメッセージを届けます。
今回の放送では、リスナーから届いた「夫婦の悩み」を紹介しました。
江原啓之
◆夫の愛情を感じられない…
私は夫が大好きです。でも夫は、どちらかというと私のことが嫌いです。例えば、一緒に買い物に行きますが、お店のなかでは別行動です。同居人という感じです。夫とは恋愛結婚です。付き合いたての当時のようにとは言いませんが、もう少し夫の愛情を感じて生活することができたら……と思います。
ちなみに、私なりに努力はしています。夫は体を使う仕事をしているので、食事に気を遣ったり、居心地がよくなるように家のなかもきれいにしています。あとは、夫が話すことに対して、聞き役になっています。
そんな夫は、大体のことにおいて(私に興味がないような言動をとるのですが)、私が髪の毛を短く切ると態度が冷たくなります。そのくせに「坊主にしてくればいいじゃん」と言ったりするのです。
あと、テレビの心理テストに2人で挑戦したときに、夫は相当なロマンチストだとわかりました。それは私に対する不満があって、他の女性を探したいという欲求の表れではないか……と心配になりました。私には男性の心が分かりません。
◆江原からの“ことば”
髪の毛を切ると態度が冷たくなるのであれば、髪の毛を伸ばしてみたらいい。でも私は、それとは違う理由を感じるんです。あなたはご主人に問題があると思っている。私はカウンセリングをしていたことがあるのですが、そこには私の鉄則がありました。それは、基本的に“相談者は嘘つき”だということ。なぜかというと、その悩みは自分を主体にしたものだからです。だからそれをニュートラルに考えて、さらに私の場合は、特殊なものを使ってみると「あなたが悪いです」ということが結構あるんです。
ちなみにあなたは、過干渉なのではないでしょうか? 男の人というのは、あまりにも“好き! 好き!”と言われると、面倒くさく思ってしまいます。余計に離れたくなってしまう。でも、こうやって一緒に暮らしているのだから、旦那さんは奥さんのことを嫌いなわけではないんです。恋愛をしていた頃のように、いつまでもベタベタしている夫婦もいます。それをうらやましいとも思いますが、あまりそうはならないのが普通なんです(笑)。
古い男の考えなのかもしれませんが、日本の場合は、空気のように馴染んでいる状態が一番いい夫婦間なんです(笑)。これを言うと今の女性たちに怒られてしまうかもしれませんが……。少し視点を変えて、ご自身を客観的に見てみると、旦那さんも変わるかもしれませんよ。
◆江原啓之 今宵の格言
「指輪の交換は、つるはしの交換です」
「人生の山から宝を掘り出してください」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/