スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
9月15日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は、ダウン症の息子と、健康体で生まれた娘の二児の母です。息子はとにかくかわいく、読み書き、歩行など、ゆっくりでも良いので、息子らしい個性を発揮して命いっぱい生きてほしい、そのサポートをできるのがうれしくて、楽しくて、とにかく夢中で子育てしました。5歳下の娘は、とにかく元気いっぱいに生まれ、ますます充実した毎日でした。
ところが2011年2月、息子が6歳のときに急性リンパ性白血病を発症し、3年前に旅立ちました。約10年の闘病生活でした。夫の転勤で3回の引っ越しをして、夫、息子、娘、私、家族一人ひとりが頑張ってきました。本当によく踏ん張ったと思います。
私の命をかけて子どもたちを育てようと決めて頑張ってきましたので、息子がいない今、虚しい気持ちになるときがあります。「私は、子どもたちを育てるために生まれてきたのかな」と、自分勝手に思い込んでいたのだと思います。息子の病院への面会や、支援学校への送迎などが私の生活の中心でしたので、心にぽっかり穴が空いてしまい、その空白を何かで埋めようと焦っているのだと思います。
家族のためにも、前向きに明るく生きている姿を見せたいです。このような頼りない私に、江原さんから、愛のムチをいただけたら幸いです。
<江原からのメッセージ>
江原:ということですが、協子さん、いかがですか?
奥迫:よく頑張れられましたね。懸命にお子さまを愛し育てられたことも、本当に素晴らしい。そして、相談者さんに愛された子どもさんは幸せだったと思います。私が息子さんだったら、「お母さん、もう悲しまないで。大丈夫だよ。自分の人生を生きて」と思うのではないかな、と感じます。江原さん、どうなんでしょうか?
江原:本当にそう思いますね。私も知り合いに、障がいを抱えている息子さんをずっと支えてきたお母さんがいるのですが、お子さんが急死なさったんです。夜に家族で和気あいあいと過ごして、川の字で寝て、朝起きたら息子さんの息がなかったそうです。お母さんのサポートがないと暮らせないお子さんだったのですが、亡くなってしまって喪失感を抱えていらっしゃいました。
ただ、そのお話をうかがったときに、私には亡くなったお子さんが公園で嬉しそうに走っている姿が見えたんです。そのことをメールでお母さんに伝えて差し上げたら、まさに公園に行くことが大好きなお子さんだったそうです。だから本人は、今はとっても幸せな状況にいるので良かったね、と伝えしました。協子さんもおっしゃっていたように、お子さんご本人はお母さんにしていただいたことを喜んでいると思います。
そしてもう1つ、お子さんを看取ることができて良かったと思います。あなたが最期までお世話をして、息子さんはこの世を終えることができたのですから。逆を考えてみてください。ご自身がガンを患ったり、余命宣告を受けたりしていて、「子どもを残して逝けない」と嘆いて苦しんでいる方もたくさんいらっしゃいます。相談者さんは、10年間も闘病生活を支えて大変だったと思いますが、一生分のお世話をして見送ることができたのではないでしょうか。
私が同じ境遇だったら、やはり自分の子は自分が看取りたいです。そういった意味では、そういう心配がなくて済んだ親孝行な息子さんですね。この世では苦しい思いをしたかもしれませんが、あの世でまた会えます。だから前向きに生きていってほしいと思います。
江原啓之、奥迫協子
●江原啓之 今夜の格言
「人も地球もしあわせに」
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9月15日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 9月23日(月・祝)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子