スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。10月29日(日)の放送では、リスナーから届いたメッセージを紹介。江原が、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
5年ほど前に結婚しましたが、子どもはおりません。私は子どもがほしいのですが、妻はあまりほしがっていません。不妊治療などもしておらず、特に説得もできておりません。
母が8年程前に他界したこともあり、今後は長男の私が老年の親族の面倒を見ていく義務があるとも感じているため、将来的に子育てをしている場合ではないのかな、とも思います。
子どもをあまりほしいと思わない妻への説得もしづらく、諦めて親族の世話に注力していくべきでしょうか。子どもがほしい理由は、後継者がほしいとか、老後の面倒を見てほしいとかではなく、好きで結婚した妻との間に子どもができたら、より幸せだろうなという思いのみです。
今でも妻とは仲良く不自由なく過ごせて幸せなので、我々夫婦には子どもが必要ない人生なのかもしれません。そう思いつつ子どもを諦められない気持ちがありますが、それはいわゆる小我(※個人的な欲望にとらわれた自我、利己主義な自己愛)なので諦めるべきでしょうか。
「親族の面倒を見ていく責務」と「子どもがほしい願望」に、どのように折り合いをつけるべきかご教授いただけると幸いです。
<江原からの回答>
江原:たぶん、この方はすごく優しい人なんだと思うんです。だから、奥さんに子どもを作ることについて聞いちゃいけないかな? と思って、気を遣っているんだと思うんですよね。でも、そうではなく「子どもほしくないの?」と、普通に聞いてみたらどうでしょうか。
メッセージに書いてあることを読むと、奥さんも子どもが全くほしくないというわけではなく、何となくできないから、お互いそこを触れないようにしているんじゃないかな、と思うんです。だからそのことについて話し合うときに、必要なのは「不妊治療をする?」「自然に任せる?」という夫婦の選択だけ。そこだけなのではないですかね。
親族の面倒を見ていく責務についてはすごく分かるのですが、そのようなことは、そのときになればできるんです。だから、子どもを作ることを選択したら、親族の面倒を見ていく責務を果たせないということはありません。人間、やらねばならぬときは火事場の馬鹿力で、ものすごくパワーが出るんです。そんなことをわざわざ考える必要はないですよ。
子どもがほしい願望にどう折り合いをつけるか、ということですが、普通に奥さんと話し合えばいい。(もしも、子どもを作る選択をして、それでも子どもに恵まれなかったら)私だったら養子を迎えたい。その努力をします。この世の中には親のない子も、子のない親もいるのだから。(子どもができて)十月十日を過ごしたいというのは素敵なことですし、不妊治療も良いかもしれないけれど、子どもというのは縁ですから。神様から授かるのはお腹に宿ろうが、そうでなかろうが一緒だと思います。
奥迫:そういう考え方、素敵ですね。
江原:自分の家の子だろうが、他人の家の子だろうが、その分け隔てはいらない。“枠”はどうでもいいのです。
奥迫:そういう考え方からすると、自分たちにもし子どもがいないとしても、本当にほしいとなればそういう選択肢もあるよ、ということですね。
江原:不妊治療に躍起になって、ケンカが絶えなくなってしまうご家庭もあるでしょう? それは不幸だと思うんです。そんなの本末転倒です。まず、夫婦の仲が良いことが大事。そして(子どもについては)普通に話し合えば良い。ほしければ(不妊治療や養子を迎えるなど)いろいろできます。それでいて、何でも乗り越えられる。どんなときでも。人生には、必要以上に良いことも悪いこともありません。絶対に、自分自身には、自分の必要な分だけのことがやってきます。焦ることも、恐れることも何もない。びくびくせずに、仲良く生きていってください。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「人生は“どれだけ得たか” “与えたか”ではなく、“どれだけ込めたか”が大切なのです」
----------------------------------------------------
10月29日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月6日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/