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高齢者にも“スマホ活用”を! 総務省が取り組む「デジタル活用支援推進事業」のなかで“人気の応用講座”とは?
2025-06-30 (月) 20:00
杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。
6月29日(日)の放送テーマは、「スマホを使いこなそう! デジタル活用支援推進事業」。総務省 情報流通振興課の田巻志子(たまき・ゆきこ)さんから、スマートフォン(以下:スマホ)を利用したオンライン行政手続きが学べる、デジタル活用支援推進事業について伺いました。
杉浦太陽と村上佳菜子がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。
6月29日(日)の放送テーマは、「スマホを使いこなそう! デジタル活用支援推進事業」。総務省 情報流通振興課の田巻志子(たまき・ゆきこ)さんから、スマートフォン(以下:スマホ)を利用したオンライン行政手続きが学べる、デジタル活用支援推進事業について伺いました。

◆6歳以上の約8割がスマートフォンを所有
近年は社会全体でデジタル化が進み、スマートフォン1台でキャッシュレス決済やSNS、ネット検索、家族とのやり取りなど、いろんな機能を利用できる時代となりました。さらに、マイナンバーカードを利用して確定申告などの行政手続きをスマホでおこなっている人も増えています。
日本におけるスマホの普及率は年々高まっており、6歳以上の約8割がスマートフォンを所有しています。インターネット利用も、パソコンよりスマホを使う人の割合が多くなってきました。しかし、世代別に見ると70歳以上のスマホによるインターネット利用率が依然として低く、その傾向は長年あまり変わっていません。スマホを持っているものの、通話やカメラなど限られた機能しか使っていない人が多いのが現状です。
高齢者のスマホ活用は生活の質を大きく変える可能性を秘めています。オンライン診療を利用すれば、病院に行かずとも自宅で診察が受けられますし、年金情報もスマホで簡単に確認できます。また、SNSを介して遠くに暮らす家族と写真を共有したり、日々のやりとりを気軽に楽むことも可能になります。
◆「デジタル活用支援推進事業」とは?
内閣府の調査によると、スマホを利用していない理由として「必要があれば家族に任せればよいと思っている」「自分の生活には必要ないと思っている」といった回答があったなかで、それ以上に多かったのが「どのように使えばよいかわからない」という声です。“興味はあるけれど、使い方がわからない”という理由でスマホの活用を諦めている人は少なくありません。
そうした方々を支援するために、総務省が取り組んでいるのが「デジタル活用支援推進事業」です。事業の内容について、田巻さんは「ご高齢の方をはじめ、さまざまな方がスマートフォンを利用したオンライン行政手続きの利用方法などを学べるように、全国の携帯ショップや公民館などで講習会を実施する事業です。自治体と連携して、携帯ショップのない市町村でも講習会を実施できるようにしています」と説明します。
続けて「私も講習会を見学したことがあるのですが、そうした場でよく耳にするのが『家族には聞きにくい』といった声です」と受講者の声を紹介。その背景には、家族の手をわずらわせたくない、一度教えてもらった内容を忘れてしまって聞き返しにくい、という心理があるようです。
しかし、この講習会は無料で何度も受講可能で、周りを気にすることなく納得できるまで質問できます。「無料で何度でも」という仕組みが、安心して学べる環境をつくり上げています。田巻さんは「2021年度からスタートした事業ですが、昨年度までの4年間で約200万人が受講されています。受講者アンケートの結果では、ほとんどの方が講習内容を理解でき、受講したことに満足されていました」と声を大にします。
◆人気の応用講座トップ3を紹介!
デジタル活用支援推進事業の講座は、大きくわけて「基本講座」「応用講座」の2種類あります。基本講座では、電源の入れ方やインターネットの使い方、電話やカメラの使い方など、スマホの基本的な使い方から学べます。スマホを持っていない方も受講できるのがポイントです。なお、このような講座を既に独自で実施している携帯ショップなどでは開催されていませんが、一部地域の公民館などで開催している講習会で受講することができます。
一方、応用講座ではオンライン行政手続きの申請方法やオンライン行政サービスの利用方法などを学ぶことができます。応用講座の内容は、大きく次の4つに分けられ、これらに関する17の講座がおこなわれます。
・スマホを使ったマイナンバーカードの活用方法
・健康や医療に関するオンラインサービスなどの活用方法
・防災や地域に関するオンラインサービスなどの活用方法
・その他、スマホを使いこなすために知っておきたいこと
そこで、ここでは17の応用講座のなかから「人気の講座トップ3」を紹介します。
【第3位:「Q助」の使い方】
「Q助」は急な病気やけがをして、救急車を呼んだほうがいいかどうか迷ったときに、その緊急度を判定することができる全国版救急受診アプリです。この講座では、その使い方を学べます。
【第2位:ハザードマップ活用講座】
スマホでハザードマップを見て、土砂災害や洪水などの災害リスクを確認する方法を教えてくれる講座です。
【第1位:デジタルリテラシー講座】
スマホを利用していない方の「利用しない理由」のなかには、「情報漏洩や詐欺被害などのトラブルに遭うのではないかと不安だから」という声があります。この講座では、スマホで安心・安全にインターネットが楽しめるよう、インターネットを適切に活用するための知識を身に付けることができます。
なお、この人気ランキングは昨年のもので、今年は「生成AIを使ってみよう」といった新たな講座も登場しており、応用講座を受講した方からは「講師が親切丁寧に教えてくれた」「説明が具体的で分かりやすかった」といった声が多く寄せられています。さらに、80代の方からは「実際にスマホを使える分野が増えて、社会を見る目が変わった」といった声もありました。
ちなみに、携帯ショップで開催される講習会の場合「商品やサービスの売り込みがあるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、「この事業の講習会では、商品やサービスを販売することは一切ありませんのでご安心ください。講師は国が指定した研修を受けた方が対応し、利用されている通信事業者と講習会を開催する携帯ショップが異なる場合でも、問題なく受講できます」と田巻さん。
なお、講座の開催情報は最寄りの携帯ショップや自治体の広報誌で確認できるほか、専用ポータルサイト「デジタル活用支援」でも簡単に検索できます。ご本人で調べるのが難しい場合は、家族が代わって情報を集めてあげるのも1つの方法です。この専用ポータルサイトでは、講座で利用するテキストや動画も公開していますので、もし教わったことを忘れてしまっても、テキストなどを見直して復習することもできます。
最後に田巻さんは、「『スマホを使いこなしたい』『スマホで行政手続きを利用したい』という方は、お近くの携帯ショップや公民館などで開催されるデジタル活用支援推進事業の講座を受講して、スマホで日常生活をより豊かにしていただきたいです!」と力を込めていました。
番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「デジタル活用支援推進事業」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。村上は“スマホを使いこなして充実した生活を!!”を注目ポイントに挙げ、杉浦は“スマホ講習会 無料で何度でもOK!!”とスケッチブックに書き、「デジタル活用支援推進事業の講座について詳しく知りたい方は、デジタル活用支援の専用ポータルサイトをチェックしてください」と呼びかけました。

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この日の放送をradikoタイムフリーで聴く
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm
6月29日(日)の放送テーマは、「スマホを使いこなそう! デジタル活用支援推進事業」。総務省 情報流通振興課の田巻志子(たまき・ゆきこ)さんから、スマートフォン(以下:スマホ)を利用したオンライン行政手続きが学べる、デジタル活用支援推進事業について伺いました。

(左から)杉浦太陽、田巻志子さん、村上佳菜子
◆6歳以上の約8割がスマートフォンを所有
近年は社会全体でデジタル化が進み、スマートフォン1台でキャッシュレス決済やSNS、ネット検索、家族とのやり取りなど、いろんな機能を利用できる時代となりました。さらに、マイナンバーカードを利用して確定申告などの行政手続きをスマホでおこなっている人も増えています。
日本におけるスマホの普及率は年々高まっており、6歳以上の約8割がスマートフォンを所有しています。インターネット利用も、パソコンよりスマホを使う人の割合が多くなってきました。しかし、世代別に見ると70歳以上のスマホによるインターネット利用率が依然として低く、その傾向は長年あまり変わっていません。スマホを持っているものの、通話やカメラなど限られた機能しか使っていない人が多いのが現状です。
高齢者のスマホ活用は生活の質を大きく変える可能性を秘めています。オンライン診療を利用すれば、病院に行かずとも自宅で診察が受けられますし、年金情報もスマホで簡単に確認できます。また、SNSを介して遠くに暮らす家族と写真を共有したり、日々のやりとりを気軽に楽むことも可能になります。
◆「デジタル活用支援推進事業」とは?
内閣府の調査によると、スマホを利用していない理由として「必要があれば家族に任せればよいと思っている」「自分の生活には必要ないと思っている」といった回答があったなかで、それ以上に多かったのが「どのように使えばよいかわからない」という声です。“興味はあるけれど、使い方がわからない”という理由でスマホの活用を諦めている人は少なくありません。
そうした方々を支援するために、総務省が取り組んでいるのが「デジタル活用支援推進事業」です。事業の内容について、田巻さんは「ご高齢の方をはじめ、さまざまな方がスマートフォンを利用したオンライン行政手続きの利用方法などを学べるように、全国の携帯ショップや公民館などで講習会を実施する事業です。自治体と連携して、携帯ショップのない市町村でも講習会を実施できるようにしています」と説明します。
続けて「私も講習会を見学したことがあるのですが、そうした場でよく耳にするのが『家族には聞きにくい』といった声です」と受講者の声を紹介。その背景には、家族の手をわずらわせたくない、一度教えてもらった内容を忘れてしまって聞き返しにくい、という心理があるようです。
しかし、この講習会は無料で何度も受講可能で、周りを気にすることなく納得できるまで質問できます。「無料で何度でも」という仕組みが、安心して学べる環境をつくり上げています。田巻さんは「2021年度からスタートした事業ですが、昨年度までの4年間で約200万人が受講されています。受講者アンケートの結果では、ほとんどの方が講習内容を理解でき、受講したことに満足されていました」と声を大にします。
◆人気の応用講座トップ3を紹介!
デジタル活用支援推進事業の講座は、大きくわけて「基本講座」「応用講座」の2種類あります。基本講座では、電源の入れ方やインターネットの使い方、電話やカメラの使い方など、スマホの基本的な使い方から学べます。スマホを持っていない方も受講できるのがポイントです。なお、このような講座を既に独自で実施している携帯ショップなどでは開催されていませんが、一部地域の公民館などで開催している講習会で受講することができます。
一方、応用講座ではオンライン行政手続きの申請方法やオンライン行政サービスの利用方法などを学ぶことができます。応用講座の内容は、大きく次の4つに分けられ、これらに関する17の講座がおこなわれます。
・スマホを使ったマイナンバーカードの活用方法
・健康や医療に関するオンラインサービスなどの活用方法
・防災や地域に関するオンラインサービスなどの活用方法
・その他、スマホを使いこなすために知っておきたいこと
そこで、ここでは17の応用講座のなかから「人気の講座トップ3」を紹介します。
【第3位:「Q助」の使い方】
「Q助」は急な病気やけがをして、救急車を呼んだほうがいいかどうか迷ったときに、その緊急度を判定することができる全国版救急受診アプリです。この講座では、その使い方を学べます。
【第2位:ハザードマップ活用講座】
スマホでハザードマップを見て、土砂災害や洪水などの災害リスクを確認する方法を教えてくれる講座です。
【第1位:デジタルリテラシー講座】
スマホを利用していない方の「利用しない理由」のなかには、「情報漏洩や詐欺被害などのトラブルに遭うのではないかと不安だから」という声があります。この講座では、スマホで安心・安全にインターネットが楽しめるよう、インターネットを適切に活用するための知識を身に付けることができます。
なお、この人気ランキングは昨年のもので、今年は「生成AIを使ってみよう」といった新たな講座も登場しており、応用講座を受講した方からは「講師が親切丁寧に教えてくれた」「説明が具体的で分かりやすかった」といった声が多く寄せられています。さらに、80代の方からは「実際にスマホを使える分野が増えて、社会を見る目が変わった」といった声もありました。
ちなみに、携帯ショップで開催される講習会の場合「商品やサービスの売り込みがあるのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれませんが、「この事業の講習会では、商品やサービスを販売することは一切ありませんのでご安心ください。講師は国が指定した研修を受けた方が対応し、利用されている通信事業者と講習会を開催する携帯ショップが異なる場合でも、問題なく受講できます」と田巻さん。
なお、講座の開催情報は最寄りの携帯ショップや自治体の広報誌で確認できるほか、専用ポータルサイト「デジタル活用支援」でも簡単に検索できます。ご本人で調べるのが難しい場合は、家族が代わって情報を集めてあげるのも1つの方法です。この専用ポータルサイトでは、講座で利用するテキストや動画も公開していますので、もし教わったことを忘れてしまっても、テキストなどを見直して復習することもできます。
最後に田巻さんは、「『スマホを使いこなしたい』『スマホで行政手続きを利用したい』という方は、お近くの携帯ショップや公民館などで開催されるデジタル活用支援推進事業の講座を受講して、スマホで日常生活をより豊かにしていただきたいです!」と力を込めていました。
番組のエンディングでは、杉浦と村上が今回学んだ「デジタル活用支援推進事業」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。村上は“スマホを使いこなして充実した生活を!!”を注目ポイントに挙げ、杉浦は“スマホ講習会 無料で何度でもOK!!”とスケッチブックに書き、「デジタル活用支援推進事業の講座について詳しく知りたい方は、デジタル活用支援の専用ポータルサイトをチェックしてください」と呼びかけました。

(左から)杉浦太陽、村上佳菜子
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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・村上佳菜子 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、村上佳菜子
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm