山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月16日(火)の放送では、お笑いコンビ・Aマッソの加納愛子さんが登場。昨年11月に出版したエッセイ集についてや文章の持つ力について語りました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、加納愛子さん
◆「最初は赤ペンだらけだった」
芸人として活動する傍ら、文筆家としての顔を持つ加納さん。昨年11月には、自身3作目の著書となるエッセイ集「行儀は悪いが天気は良い」(新潮社)を出版。学生時代の思い出から芸人としての日常までをつづっています。
「小説新潮」で連載していた内容をまとめた本作ですが、加納さんによると、SNSで言葉を発信していたわけでもないのに、編集者から突然「連載を始めてみませんか?」と声をかけられたそうで、「編集者がロック(な人)なんですかね?」と笑います。また、連載を始めた当初は赤入れ(校正時の訂正指示)が多かったと言い、「手取り足取り教えていただいて……」と振り返ります。
ちなみに、本作を読んだというれなちは「全体的に“年齢を意識しているシーンが多いな”と感じました。自分が関わってきたお母さんや先生の年齢に近づいたときに」と率直な感想を述べます。特に母や先生など、当時関わっていた“人生の先輩”の年齢に近づいたときに“物事をどう捉えていたか”などのフレーズが目に留まったと言います。
◆コロナ禍で執筆する芸人が急増
もともと本を読むのが好きだという加納さんに、れなちが「又吉(直樹)さんをはじめ、EXITの兼近(大樹)さんなども本を出されていますが、芸人さんの作品も読まれますか?」と伺うと、「めちゃくちゃ読みますね」と答える加納さん。さらには、又吉さんの名前に反応し、「いろんなところで『又吉さんに会いたい』と言っているんですけど、まだ1回もお会いしたことがなくて……会いたいんですよ」と熱望します。
また「コロナで(文章を書く芸人が)増えた気がする」と加納さん。というのも、新型コロナウイルス感染症が急激に蔓延し、お笑いのライブなども次々と中止を余儀なくされるなか、自らの存在を発信する手段として「文章」を選んだ芸人も多くいて「“文字の力って強いんやな”って思いました」と回顧。
また、その頃は有料記事としてネットに出す芸人が多かったそうですが、加納さんは“無料”にこだわったと言い、「目の前の小銭は稼がなかったです。その先の“出版”を見据えていました」と笑います。
最後にれなちが“今後、挑戦したいこと”を伺うと、「渋滞中」と答える加納さん。「(Aマッソとして)もっと全国で単独ライブを開催したいとか、文章なら、もっと長いものを書きたいし、いずれは1度くらい舞台(の脚本)を書きたい。いろいろと目標はあるけれど、時間は有限じゃないですか。だから(人生において)何を選ぶかですよね」と展望を語っていました。
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1月16日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年1月24日(水) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈