放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。今回の放送は、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリさんをゲストにお迎えして、波乱万丈の幼少期や故郷・沖縄の魅力などをお聞きしました。
(左から)パーソナリティの小山薫堂、ゴリさん、宇賀なつみ
◆“笑いは武器”と気づいた少年時代
ゴリさんは、1972年沖縄県那覇市生まれ。沖縄の本土復帰からわずか1週間後に生まれた“復帰っ子”です。1995年に中学時代の同級生・川田広樹さんとガレッジセールを結成し、バラエティ番組などで人気を集めました。2006年からは映画監督としても活動。2019年公開の映画「洗骨」はモスクワ国際映画祭に出品されるなど国内外で高い評価を受け、日本映画監督協会新人賞を受賞しました。また、「おきなわ新喜劇」の旗揚げやYouTube「ゴリ★オキナワ」などを通じて、故郷・沖縄の魅力を発信し続けています。
本土復帰当時の記憶はありませんが、「僕らは“復帰っ子”と言われている」と話すゴリさん。両親からは、復帰直後の沖縄の活気や、ドルから円への切り替えをめぐる混乱を聞いて育ちました。なかでも「『円になったほうがお金が減る』と文句を言っていた」というエピソードは、当時ならではの出来事として印象に残っているそうです。
小学生の頃に、「旅行に行こう」と言われて沖縄を離れ、大阪へ。しかし翌朝、父親の姿はなく、「今日からおじさんとおばさんと暮らすんだよ」と告げられます。「映画みたいな嘘みたいな話で」と振り返るように、突然始まった新生活に戸惑い、転校先でも誰とも話せない日々が続きました。
孤独を感じるなかで、「何かしなきゃ」との思いから、クラスの人気者の行動を観察。「面白いことをやると人が集まる」という気づきを得て、掃除の時間に机の上で松田聖子さんの「青い珊瑚礁」を歌いながら一発芸を披露。最初は教室が静まり返ったものの、その後は「あんなに無口だった転校生が急に変なことをやり出した」と話題になり、「お前、おもろいな」「遊ぼうや」と友達の輪が一気に広がったといいます。
この出来事をきっかけに、「笑いは武器になる」と実感。「自分を認めてもらうには、人を笑わせればいい」という体験が、芸人としての原点になったと振り返ります。
さらに、ショートフィルムの賞を受賞した際には、憧れだった松田聖子さんからトロフィーを受け取る機会もありました。思いを伝えようとしたものの、感激のあまり「文法はめちゃくちゃだし、早口で喋ったもんだから、ただただ引きつらせてしまいました」と当時を振り返り、苦笑いを見せました。
ゴリさん
◆故郷・沖縄で味わう絶景とグルメ
沖縄を訪れたらぜひ足を運んでほしい場所として、ゴリさんは国際通り近くの「せんべろ街」を紹介しました。「そこだけ東南アジアの空気感もあるので、1つの場所で2つの旅行をしているみたい」と、その独特の魅力を語ります。
なかでもおすすめとして挙げたのが「米仙」です。お酒3杯に寿司5貫の組み合わせがリーズナブルな価格で楽しめ、「石垣牛の握りが絶品」だと紹介。「炙りと生があるんですけど、炙らないほうがおすすめです」と、地元ならではの楽しみ方も教えてくれました。
さらに、「末廣ブルース」も外せない1軒です。建物のレトロ感が魅力の豚串専門店で、「タンだとかハラミだとかハツ、レバーとかを味わいながら、昔ながらの雰囲気が楽しめる」と話します。「けっこうペッパーが強めで、かなりおいしい豚串です」と太鼓判を押しました。
お気に入りのステーキ店を尋ねられると、ゴリさんは「エメラルドです」と即答。なかでもプレミアムリブステーキについては、「脂の乗り方、柔らかさ、肉の質がもうレベルが違います」と熱く語り、長年愛される名店の魅力を紹介しました。
一方、「お手紙を書きたくなる場所」を尋ねられると、迷わず「沖縄の海」と回答。水中眼鏡をつけて海に潜り、「音を塞がれた瞬間に、幻想的な世界を勝手に水が演出してくれる」と表現します。さらに、水中から見上げる水面には「太陽の光に反射した美しい光のライン」が広がり、「365日飽きない。同じ顔を見せないんですよ、自然が」と、その美しさを語りました。そして海へ向け、「『美しくいてくれてありがとう』という手紙は書きたくなります」と、故郷への深い愛情をのぞかせました。
最後に、ゴリさんが「今、想いを伝えたい方」として名前を挙げたのは、ボクシング元世界王者の具志堅用高さんでした。今年で世界王座獲得から50年という節目の年を迎えることに触れ、「手紙を書きたい」と温かい想いを語りました。
<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY'S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/post/
番組公式X:@sundayspost1