放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」。4月10日(日)の放送では、鎌倉発のフォークソングデュオ・小川コータ&とまそんをゲストに迎えて、お届けしました。
(左から)小山薫堂、小川コータさん、とまそんさん、宇賀なつみ
シンガーソングライター・小川コータさんとベーシスト・とまそんさんからなる小川コータ&とまそん。生まれも育ちも鎌倉のとまそんさん、コータさんは東京出身ながら11年前に鎌倉へ引っ越し、共に鎌倉在住。鎌倉・湘南エリアを拠点に活動しています。
そもそも2人の出会いは、2010年。鎌倉の小さな飲み屋でたまたま相席となり、意気投合。コータさんは、とまそんさんが前に所属していたバンド、オトナモードの曲を聴いたことがあり、“すごくいいな”と思っていたそう。
ちょうどそのときにライブを控えていたこともあって、「サポートでベースを弾いてもらえないか」と、とまそんさんをライブに誘ったのをきっかけに、2人での活動をスタートさせました。
オトナモードに在籍していた当時のとまそんさんは、東京に住み、ツアーで全国を回るなど精力的に活動していました。しかし、「自分が段々どこにいるのかわからなくなってきて……鎌倉に住んでいるときも、結局同じような生活だったので、もっと自分が歩いて行ける距離で音楽活動がしたいなと思っていた」と振り返ります。
そんな思いを抱いていたときに、「ちょうどコータがうちの近所でライブをやると言うので、『一緒にやらせてよ』みたいなところから始まって。そういうところでやるうちに『じゃあお祭りの曲を作ってみよう』とか、リクエストで地元の曲を作ったりするうちにローカライズされていった感じ」ととまそんさん。
一方、「旅をして場末のスナックみたいなところに行くのが好き」というコータさん。旅先のスナックで「みなさんが地元の演歌を歌っていらっしゃるんですよ。大御所の北島三郎さんとかが若い頃に、その土地の歌を作っていらっしゃるんですね。
それをみなさん愛していて、毎晩歌っていると。それがすごく素敵に思えて、日本の原風景というか、日本人の血には自分の地方のことを歌う遺伝子が入っているんじゃないかなと思って」と、自身の音楽スタンスに与えた影響を語ります。
地域に根差した活動のきっかけを聞いた小山は、「料理では地産地消みたいなものがありますけど、音楽版の地産地消ということですね」とうなずきます。
番組で生演奏中の小川コータ&とまそん
宇賀が「ローカルで活躍されていると、どんな楽しいことがありますか?」と尋ねると、とまそんは「どんなに酔っ払っていても帰れます(笑)」と即答し、笑いを誘います。
これに、“お酒好き”で知られる宇賀が「すごい(笑)。大事なことですね」と笑顔をのぞかせると、「あと、地元の方に応援してもらえるのが何よりもうれしいですね。道で声をかけてくれたりして」とコータさん。
小山から「湘南・鎌倉エリアは、音づくりをするうえでインスピレーションを受けやすい場所なんですか?」との質問に、とまそんさんは「都会だといろいろな情報が入ってくるじゃないですか。こちらのエリアは自然も多く、自分のことを見つめられる時間が普通に多いのは、制作にすごく向いているんじゃないかなと思います」と答えます。
コータさんもその言葉にうなずきつつ、「やっぱり自然は一番の芸術家だと思うんです。空の夕焼けの色とかね。それを自転車に乗って見られることが曲になっているような気がしますね」と語ると、宇賀は「確かに都心にいると、空が狭いですもんね」と納得の様子でした。
そして、この日はスタジオで小川コータ&とまそんによる弾き語りも。「由比ヶ浜」と「長谷で逢いましょう」の2曲を披露し、歌声を響かせると、宇賀は「うわぁ、素敵~!」と興奮しきり。
小山も「『由比ヶ浜』は、イントロでとまそんさんのベースが聴こえてきた瞬間に、江ノ電が見えました。『長谷で逢いましょう』も超カッコイイ! 長谷に行きたくなりました」と感激していました。
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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/post/