山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、片づけアドバイザーの石阪京子(いしざか・きょうこ)さんが登場! 二度とリバウンドしない“片づけメソッド”について伺いました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、石阪京子さん
◆“二度とリバウンドしない”片づけメソッド
れなち:石阪さんは、これまでたくさんの方に“片づけレッスン”をされていますが、片づけレッスンってどういうものなのですか?
石阪:どんなお部屋なのかを拝見し、困っていることや“どんな暮らしがしたいか”などの悩みを聞きながら片づけをしていきます。
れなち:一軒あたり何時間くらいかけてやるのですか?
石阪:オンラインの場合は、ご自身で動いていただくので時間制限は設けておらず、皆さんのペースでやっていただきますが、一番多いのは“3日”です。私のレッスンは3回で片づけきることが多いので、一生懸命に取り組めば3日間で終わります。
れなち:私もそうなんですけど、片づけようとしても“どうせまた汚くなるから、このくらいでいいか……”と思ってしまう方も多いと思いますが、石阪さんのメソッドは“二度とリバウンドしない”んですよね?
石阪:そう! 本当にしないんです。
れなち:それはなぜでしょう?
石阪:「全部の部屋(の片づけ)を根本的なことから全部クリアにしていく」というところですね。
れなち:“根本的なこと”というのは?
石阪:“物を捨てられない”という自分の心のなかにある思いもそうですし、決断できない自分……(片づけるために)物を捨てることも決断ですが、収納用品を取り入れることもすべて決断していかないといけないんですよね。
れなち:確かに、石阪さんの著書「一回やれば、一生散らからない『3日片づけ』プログラム これが最後の片づけ!」(ダイヤモンド社)のなかにも、オススメの収納道具が掲載されていますよね。
石阪:はい、ただそれらを買うときに“この選択は間違っていないのだろうか?”とハードルがあったりして、そういう自分の悩みをゲームのようにクリアにしていくことでリバウンドしない自分になるんです。
◆3日間ですべて片づく、その手順とは?
れなち:3日間の片づけレッスンのファーストステップは何をされるのですか?
石阪:始める前の序章がありまして、まずは家族と住まれている方は家族会議をしていただきます。1人暮らしの方なら“どうして片づけたいのか”を自分の心と向き合っていただきます。そして、家族がいる方は“部屋割り”をしていきます。
家のなかで、パブリックスペースとプライベートスペースを分けることで、物の定位置が決めやすくなります。なので、まずは誰がどの部屋を使い、どの部屋を何のために使うのか、この約束事を家族で話し合って決めるのが最初です。
れなち:なるほど。そして、1日目は何をしますか?
石阪:まずは手放しやすいものが多い“バックヤード”といわれるクローゼットや押し入れですね、そこにあるものを全部出します。そして、洋服やカバンなどカテゴリーに分けて「本当に使う物」と「自分が必要な物」を選んでいきます。
れなち:いらない物を探すのではないのですか?
石阪:捨てる物を探すとなると、(作業するうちに)メンタルが病んでしまいそうになるんですよね。最終的には「夫もいらない!」みたいなことを言われる方もおられるので(苦笑)。自分が愛すべき物、これから人生をともにしたい物をポジティブに選びます。
れなち:なるほど〜。2日目は何をしますか?
石阪:次はキッチンと水回りにいきます。こちらもバックヤードと同じで、すべて出してカテゴリー分けします。そうすると、フライパンや蓋など用途がかぶっているものが分かります。それを整理すると、スペースも変わっていくので気持ちいい感覚になります。
れなち:そして3日目は?
石阪:リビングにあるものを個人の部屋やスペースに持っていくことでリビングは片づきますし、玄関も靴が多すぎるのであれば、季節外の靴は個人の部屋に持っていく。そういった作業をしていると、あっという間に3日目が終わります。
れなち:それができたらハッピーなんですよね……。
石阪:できるんですよ!
れなち:私もできると信じたい!
石阪:この方法でやれば絶対に片づくので、スッキリ楽しく、家族で仲良く暮らしたい方は、ぜひやっていただきたいと思います。
<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈