スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
6月9日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
中学2年生男子の母です。息子の夜更かしについて悩んでいます。昨年から携帯を持ち始め、22時まで使用できる約束で使っていましたが、最近「制限を外してほしい」と言い出しました。休日は8~9時間使っているので、これ以上使わせたくありません。
普段から言うことを聞かない息子なので、ついガミガミ言ってしまうのですが、あるとき「僕のことを大事に思っていない」「亡くなったおじいちゃんの所に行きたい」と言い出したので、動揺して深夜1時までの使用を許してしまいました。
すると毎日1時まで携帯をきっちり使い、それから宿題をやり始め、寝るのが2時、3時になっています。何を言っても聞かず、うるさがられます。睡眠不足が心身におよぼす影響を心配しています。朝は自分で起きられません。起こさず学校に行けなくなったらと思うと心配で起こしてしまいます。
生活を正すには高校は全寮制に入ったらいいと思っていますが、繊細な気質があり、寮に入れるのも本当は心配です。日々自分は未熟な人間だと感じます。何かアドバイスをいただけたら嬉しいです。
<江原からの回答>
江原:ということですが協子さん、いかがでしょうか?
奥迫:息子さんは「親にこういうふうに言ったら、ちょっとビビっちゃうんじゃないかな」と、ちゃんと分かっているのではないでしょうか。一度、「本当に大事な息子だから、身体のことを心配しているんだよ」というお話をされたらどうでしょうか。
江原:そうですね。私は、この息子さんもかわいそうだと思うんです。なぜかと言うと、携帯を使わせているのは社会です。今は新幹線に乗るにも、物を買うにも携帯が必要ですよね。そういうふうに仕向けられているわけです。
奥迫:なかったら生活できないんじゃないかと思うぐらいですね。
江原:でしょう? だからそうなってしまうのは当たり前なんですよ。そして中学生が2時、3時まで起きていて、朝無理に起こしたところで、学校の勉強が頭に入らないでしょう。集中力は欠けますし、良いことは何一つありません。そこは協子さんがおっしゃるように、親が負けずにしっかりと言わないといけません。
ただ、これはどうにもならないんですよ。暴言かもしれませんが、この文明から離れた暮らしを選んだほうが良いんじゃないかと、そうでないと取り返しがつかなくなっちゃう。お金を稼ごうという人たちの餌食になって、世の中みんなが不幸になっていると思いません?
相談者さんは親子で揉めていますが、これは親子の問題だけではありません。社会の問題。何でもかんでも携帯を使わないといけないような仕組みにして、金儲けしている人たちの問題です。みんなが振り回されていますし、もうちょっと私たちは賢く生きるべきじゃないかな? と思ってしまいます。
とは言っても始まりませんよね。だから今言えるのは、やはり親がそういったことを自覚して、凛とした態度で「あんた、そういったことをいつまでも続けてもしょうがないよ」と伝えてあげる。とはいえ、中学生の子は言ったところで分からないでしょう。そう言いながら、大人だって携帯を使って支払いやら何やらをして、携帯を落としたら生きていけないくらいの世の中なのですから。
この話は尽きませんが、相談者さんは息子さんがそのような生活を続けて病気になったり心病んだりしたときに「しょうがない」と言えますか? 自分たちの家のことは、自分たちで律する。要するに「自律」していかないといけません。昔、よく“よそはよそ。うちはうち”なんて言われませんでしたか? 今こそ、それが必要かもしれません。食べるものがあって、健康に過ごせて、愛を持って生きていれば一番幸せです。他のものはいりません。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「人は愛の電池で生きています」
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6月9日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 6月17日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子