スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
今回の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は見栄っ張りで、人の目を気にして小さいことをクヨクヨ考えてしまったり、すぐに人を信用してしまうタイプです。
先日、金のアクセサリーを売ろうと買取り業者へ行きました。家でだいたいの重さをはかり、1g当たりの金額も調べて行ったのに、細かいと思われたくないのと、自分で調べたことに自信もなかったので、相場の3分の1以下に買い叩かれて、結局売ってしまいました。今思うと、あの場でなぜ交渉しなかったのか、自分でもおかしいと思っています。変な見栄と自信のなさで、同じような失敗を繰り返しています。
数年前に車を買ったときもそうでした。相場を調べて言ったのに、営業の話を信用して高く買ってしまいました。相手にはっきり言えず、後から人一倍モヤモヤしています。こんな性格なので、普段仕事場の人や友達とは、あまり深く関わらないようにして生活しています。積極的に人と関わらないので、いつまでたってもこの性格が直らずに同じことを繰り返すのでしょうか。
ちなみに、金のアクセサリーの売買を思い出すだけで、悔しくて夜もぐっすり眠れないような心の狭い人間です。
<江原からの回答>
「積極に人と関わらないから、性格が直らない」と気にされていますが、友達って数ではないですよね。自分は友達だと思っていても、相手はそうじゃないとか、友達は定義が難しい。「こうしてくれるのが友達」とか、決まっているわけではない。それよりも限りある人とでも、心の交流をしっかりしていくことが大事じゃないでしょうか。
「積極的に人と関わらないので、いつまでたってもこの性格が直らずに同じことを繰り返すのでしょうか」と書かれていますが、ちゃんと自分で答えが分かっていて、こうやって書いちゃうのです。相談者さんはご自分を「見栄っ張り」と書いていますが、本当に見栄っ張りなのでしょうか? 私はこういう気持ちって、誰にでもあると思うんです。それよりも相談者さんは、人に好かれたい、良く思われたいんです。だから誰かに会うと、その人に全部乗っかってしまう。
「これはこういうものですよ!」なんて言われたら、「ですよねー」ってしまうタイプではないでしょうか。相手に悪く思われたくない。逆に言えば好かれたい。それだったら、限りある人に好かれていれば、それで良いじゃないですか。好かれたいから本当のことが言えない、アイドル体質なのかもしれないですね。
人に好かれるのは悪くないですが、誰にでも好かれようと思わなくても良いじゃないですか。金の買い取り業者さんや車屋さんにまで、好かれなくたっていいでしょう。
だから「なんだ、自分はみんなに好かれたかったのか」と気づいて理解すれば、変われます。見栄っ張りなわけではないですよ。どの人に好かれたいのかだけを考えておけばいいのです。そんなに八方美人にならなくていいわけですからね。
●江原啓之 今夜の格言
「人生に失敗と無駄はありません」
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子