株式会社ジャパンエフエムネットワークが制作する全国JFN系列22局ネットで放送中のラジオ番組「となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ」。意外とあなたの近くにある、地元で活躍するカイシャ。「そこに辿り着くまでの話」や「事業への想い」など、明日へのヒントになる話から、地域のお気に入りスポットまで、地域に密着してお届けする企業応援ビジネスバラエティプログラムです。パーソナリティは小堺翔太が務めます。今回は、エフエム高知で放送中の「Hi-Six Radio JAM」パーソナリティの加藤結がパートナーを担当。
6月27日(土)の放送では、株式会社ダイセイ 代表取締役社長の野村匠(のむら・たくみ)さんをゲストにお招きして、事業の成り立ち、空き家問題解決への取り組みについて話を伺いました。
(左から)アシスタントの加藤結(エフエム高知)、株式会社ダイセイ 代表取締役社長 野村匠さん、パーソナリティの小堺翔太
◆清掃業から発展した地域密着サービス
株式会社ダイセイは、清掃業務をはじめ、配送代行、廃棄物の片付け、空き家管理など、地域密着型のサービスを展開しています。現在はビルメンテナンスを中心に、物流、コインパーク、廃棄物の収集運搬、空き家管理、シェアサイクルなど、複数の事業を手がけています。
創業は1947年。野村さんによると、事業の始まりは祖父による神戸でのトイレ清掃だったといいます。第二次世界大戦後の神戸で立ち上げ、その後、地域のニーズに応じながら事業を広げてきました。事業拡大の背景について野村さんは、「お客さまから寄せられる困りごとや要望に1つずつ対応してきた結果」だと説明します。
要望だけでなく、クレームも社内で共有し、改善策を話し合うなかで、新たなサービスへと発展していったといいます。個別の課題解決を積み重ねることが、現在の事業構成につながっていると野村さんは語ります。サービスは「おまかせダイセイ」「おたすけダイセイ」「おクルマダイセイ」「おとどけダイセイ」「みまもりダイセイ」など、目的ごとに分かれて展開されています。
なかでも「おたすけダイセイ」では、不用品回収や片付けをおこなっています。番組内ではアシスタントの加藤が、以前に祖父母宅の片付けを依頼した際、「すぐに対応してもらえた」という利用経験も紹介されました。片付けやゴミ処分の依頼件数は年間2,000件ほど。野村さんは「高知県は特に高齢化県でして、お年寄りの方からの『ゴミステーションまでゴミを運べない』といった声も多々あります。弊社では運び出しから処分までおこなわせていただきます」と説明します。また、清掃業を基盤としていることから、片付け後のハウスクリーニングまで含めたサービスも提供しています。
さらに、野村さんの代から遺品整理サービスも開始しました。遺品整理では、遺族と相談しながら残すものと処分するものを分別して対応します。亡くなった直後は気持ちの整理が難しい場合もあることから、「時間をかけてもいいので、整理がついてから進めてくださいという考えで対応している」と話します。
サービス開始の背景について、野村さんは片付けの現場で免許証や写真など、処分の判断が難しい品に接する機会が多くあったことがきっかけと説明します。そうした経験を踏まえて、依頼者の意向を確認しながら進める現在の形へ発展させてきたと話します。
◆空き家問題に向き合うワンストップ支援
ダイセイでは、片付けや不用品回収に続くサービスとして、空き家管理事業「みまもりダイセイ」も展開しています。番組では、全国的な課題となっている空き家問題についても話題が及びました。
野村さんによると、高知県は全国でも空き家率が高い地域の1つであり、地域課題として深刻化しているといいます。ダイセイでは、片付けや遺品整理のあと、そのまま空き家の管理まで引き継ぐ形で対応しています。
空き家を放置することで発生する問題は多岐にわたります。野村さんは、空き巣被害のほか、老朽化した塀の倒壊による事故、犯罪への悪用、捨て猫や捨て犬の住み着き、火災リスクなどを挙げ、管理されていない空き家が地域全体へ影響を及ぼす可能性があると説明します。
管理サービスでは、建物の状態維持を目的として、定期的な通水や換気を実施しています。水道設備の劣化防止や建物内部の環境維持を図るほか、県外在住の所有者向けに郵便物の転送にも対応しています。さらに、空き家管理に関連するサービスとして、お墓参り代行や供養、清掃、お供えまでおこなっているといいます。利用者が現地に足を運ぶことが難しい場合でも、管理や見守りを継続できる体制を整えています。
こうした取り組みについて野村さんは、「ワンストップのサービスを重視している」と説明します。引っ越し、片付け、空き家管理に加え、その後の不動産売買や土地活用まで相談できる体制を整備。更地になった土地については、状況に応じてコインパーキング事業なども提案しているといいます。
さらに、空き家問題は今後さらに対応が迫られるテーマだと指摘します。野村さんは現状について、「高知県は南海トラフ地震の問題を抱えておりまして、(被害想定の低い)安全な土地がどんどん減少してきています。若い世代が津波や浸水の恐れがある区域から引っ越ししたくても、安全な場所には空き家が残されたままで、移住先の土地が見つからない」と課題を挙げました。そのうえで野村さんは、空き家の有効活用や適切な管理を進めることで地域の課題解決につなげ、「次世代が住みやすい街づくりの実現」に少しでも貢献していきたいと語りました。
----------------------------------------------------
音声版「となりのカイシャに聞いてみた!」
----------------------------------------------------
<番組情報>
番組名:となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国22局ネット
パーソナリティ:小堺翔太