TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、オリエンタルラジオ・藤森慎吾さんとヒコロヒーさん。ここでは、デビューしてすぐに大ブレイクを果たした藤森さんが、当時の心境を振り返りました。
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(左から)藤森慎吾さん、ヒコロヒーさん
◆「嫌われていた時代があった」(藤森)
ヒコロヒー:藤森さん、皆さんと仲良いですよね。交友関係は。
藤森:でも、最近思ったのは、今テレビで活躍し出している後輩というか、若い子たちとの絡みが全然ないのよ。
ヒコロヒー:嘘!?
藤森:シソンヌやチョコレートプラネットは、1年後輩で俺らの番組の前説をやってくれたり、単独(ライブ)をお手伝いしてくれたりとかして、ずっと一緒にやってきたけど。それより後輩の、例えばオズワルドとかインディアンスとかも、いろいろなネタ番組に出るけど、多分、絡んだことがない。
ヒコロヒー:意外ですね。全員と面識がありそうな感じがしますけどね。
藤森:僕はかれこれ芸歴18年目くらいなんだけど、ずっと一番若手っていうポジションのなかでやってきたのね。だって、一番(テレビなどで)一緒にやっていた世代が、品川庄司さんとか、次長課長さん、アンタッチャブルさん、タカアンドトシさん、チュートリアルさんみたいな人らと同時にスタートした(売れだした)くらいの感じだったの。
ヒコロヒー:うわぁ、すごい。
藤森:だけど、芸歴で言ったら、みなさん10年以上先輩なのよ。俺らがデビューしたタイミングで、その人たちがちょうど10年くらいで売れ出して。俺らみたいな本当に超若手は周りに誰もいなかったから、結局15年くらい過ぎたときに、“あれ? 俺ら、まだ1番下だな”って思うような感覚だった。
ヒコロヒー:一つひとつの現場が痺れますよね。その10年以上先輩のお兄さんたちのなかでやるわけじゃないですか? 当時って、いじめられたようなことってありましたか?
藤森:いじめにもならなかったよ、実力が違いすぎたし。本当にあやされているような感じだったんじゃないかな。しかも、そんななかで俺らのほうが先に冠番組を持っちゃったりしたから、余計に変な感じになっちゃって。
ヒコロヒー:でもオリラジさんに対して、ある程度の嫉妬とかはもちろんあったかもしれないですけど、(オリラジさんを観ていても)嫌な感じがしなかった印象があります。
藤森:いやぁ~、ものすごく天狗にはなっていましたよ(笑)。
ヒコロヒー:気づかなかったです。
藤森:めちゃめちゃ天狗になっていたし、先輩だけじゃなく、各番組のスタッフからも、ものすごく嫌われていた時代がありましたもん。
ヒコロヒー:そんな感じやったんですか?
藤森:デビューして2、3年目くらいのときなんて、楽屋に打ち合わせにきた20歳くらい年上の人の話とかも、目も合わせずに携帯をいじりながら聞いていたりしてた。
ヒコロヒー:怖っ! えぇ!?
藤森:(笑)。当時は勝手に“天下を取った!”って思っていたから。
ヒコロヒー:大女優の立ち振る舞いですよ。
藤森:ハハハハ(笑)。そのせいもあって、2年くらいで急速に(仕事が)全部なくなったね。
ヒコロヒー:でも良い話ですよね。天狗になって、みんなから嫌われても戻ってこれるんやと思うと、私も気にせずに天狗になったり、嫌われたりしようって思えますね。
藤森:ハハハ(笑)。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/speakeasy/