TOKYO FMの新音声サービス「AuDee(オーディー)」にて配信中の番組「山田玲司とバグラビッツ」。漫画家・山田玲司と俳優・伊澤恵美子が、カルチャーやニュースをもとに“恋愛”を分析していくトーク番組です。3月6日(日)の配信では、「バレンタインデイと連載漫画の関係性」について語ってくれました。

「山田玲司とバグラビッツ」
◆昔の漫画では季節イベントをリアルタイムに取り入れていた
山田は“漫画家あるある”として、描くネタがなくなると季節イベントを取り入れると語ります。
山田:昔の漫画って、リアルタイムで作中の時間が流れていたりしたんですよ。ギャグ漫画は特にそうだった。バレンタインの時期になると、連載漫画のいくつかはバレンタインエピソードをやっていたんだよ。
伊澤:そっかあ!
山田:自分たちと漫画の世界の時間がリンクしていた時代がありましたね。今はなくなってきているように感じます。
山田は週刊連載誌でも季節イベントが発生しない作品例として、漫画「進撃の巨人」(講談社)を挙げました。
伊澤:私はぜひとも「進撃の巨人」のバレンタインは読みたいですけどね(笑)。
山田:生きるか死ぬかの世界の男と女たちって、かわいい子が出てきてもほとんど“恋愛感情”というものが出て来ないんですよ。あの漫画が出た時期ぐらいから「恋愛どころじゃない」って感じに向かっていった感覚がありますね。

(左から)伊澤恵美子、山田玲司
◆バレンタインデイはその人の“本質”を見抜くイベント?
バレンタインデイについて、山田は「恋愛、もしくは人間として試される試験」だと山田は語ります。
山田:学校生活で感じていた「カッコいいやつはモテる」っていうのは間違っているんですよね。カッコいいやつは恋愛の一次審査に通るだけで、付き合ったら二次審査があるわけですよ。そこでダメだったら「見た目だけだね」って捨てられることもある。
山田はバレンタインデイを「チョコレートメーカーの思惑に乗せられつつも、生々しく人間が試されるイベント」だと分析しました。
山田:本音を言うと、バレンタインデイってあってもいいんじゃないかなって思います。義理チョコが登場しちゃってからは、かつての勝負っていうのはないんですよね。それよりも、「本命のチョコをもらった経験」というのが、男たちの自己肯定感をのちに高めてくれるわけですよ(笑)。
元々バレンタインデイって、女の子から告白することって難しいから「この日だけは告白してもいいんだよ」っていう設定があるじゃないですか。つまりその裏側って「男の子はいつでも告白しろよ」っていうこと。傷ついてもいいから、ガンガン告白したほうがいいんじゃないかなと思いますね。
次回の3月13日(日)配信分は、Netflixで配信中の番組「ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!」について分析します。詳しくは音声配信サービス「AuDee(オーディー)」でチェックしてください!
<番組概要>
番組名:山田玲司とバグラビッツ
配信日時:日曜22:00配信
パーソナリティ:山田玲司、伊澤恵美子
番組Webサイト:
https://audee.jp/program/show/100000214