TOKYO FMの音声サービス「AuDee(オーディー)」で配信中の、放送作家兼ラジオパーソナリティの植竹公和が、彼のレーダーにかかった文化人を招いて送るスペシャルトーク番組「歌う放送作家 植竹公和のアカシック・ラジオ」。今回のお客様は、前回に引き続き、お笑いコンビ・くりぃむしちゅーの上田晋也さん。ここでは、尊敬する人物について語ってくれました。
▶▶「植竹公和のアカシック・ラジオ」音声版
(左から) 上田晋也さん、パーソナリティの植竹公和
◆爆笑問題の“尊敬できるところ”は?
植竹:今、(爆笑問題の)太田光くんと番組「太田上田」(中京テレビ系)をやっているよね? ふたりのコンビ、なかなかいいじゃない。
上田:そうですか? これもゲストも誰が来るかわからない感じです。
植竹:とても先輩芸人と話しているとは思えないやりとりだよな(笑)。
上田:厳密に言うと、僕が太田さんを先輩芸人だと思っていないところがあるんですよね(笑)。
植竹:向こうもそれが嬉しいんだろうね。いつから仲良くなったの?
上田:それこそ、植竹さんが構成作家をされていた「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」(テレビ朝日系)ですよ。「GAHAHAキング」で共演する前に、お客さんとして爆笑問題のライブを1回見たことがあったのかな?
もともとテレビに出ている爆笑問題って面白いなって思っていました。「GAHAHAキング」ではじめて会ったときに、僕から太田さんに話しかけに行ったんですよ。
植竹:うんうん。
上田:当時、(テレビゲームの)「ドラゴンクエスト」にハマっているってテレビで言ってたから、「ドラクエどこまで進みました?」なんていう話でアプローチしたと思います。
そこから田中さんも含めて意気投合したといいますか、番組収録後に爆笑問題と僕と有田とでご飯やお茶に行ったりしたことが何回かありましたね。
植竹:へええ!
上田:そこから「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)が始まるでしょう? あの番組に出ている芸人って楽屋がみんな大部屋で50人ぐらいいたのかな。
爆笑問題ってズルいのが、最初はウッチャンナンチャンさんと同期ぐらいの感じで出ていたんです。で、爆笑問題は売れなくてもう1個下のバカルディ(現:さまぁ~ず)さんらあたりと同期みたいな顔をしていたんです。そこでも売れなくてまた落ちてきて、俺らと同期みたいな雰囲気を出していたんですよ。
植竹:(笑)。
上田:ボキャブラの楽屋だと、爆笑問題ってみんなより先輩だし、こちらはリスペクトもしているじゃないですか。最初は後輩芸人たちが太田さん太田さんって話しかけていたんですよ。だけど、テレビでもそうですけど、あの男はくだらないことしか言わないじゃないですか。
植竹:そうだね。それでさ、自分の発言に自分が一番ウケているんだよ(笑)。
上田:(笑)。だから、最初は楽屋で10人ぐらい太田さんの周りにいたのが1人減り、2人減りとなって、最終的にはネプチューンの名倉潤と俺しかいなくなりました。
潤ちゃんと俺は「突っ込んでやらないとかわいそうじゃん。相手をしてあげないと」って感じで、お爺ちゃんの介護をしているような感覚でしたね。
植竹:なるほど(笑)。
上田:今もそういう感覚が続いている感じですね。今もずっと迷惑をかけられっぱなしみたいな感じですわ。
植竹:爆笑問題の何がすごいと思う?
上田:偉いなって思うのは、いまだに漫才を作り続けているところ。
植竹:やっぱり漫才を続けていきたいのかな。
上田:辞められないっていう強迫観念があるんでしょうね。たとえば、年末年始のネタ番組に3、4本出ると、全部のネタを変えてくるんですよ。
最近は噛み倒してネタを飛ばして、「このあいだは全然ウケなかったよ」って愚痴ばっかり言っていますけど(笑)。だけど、偉いですよ。ずっと作り続けて漫才をやっているのはなかなかできることじゃないですよね。
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「植竹公和のアカシック・ラジオ」音声版
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<番組概要>
番組名:歌う放送作家 植竹公和のアカシック・ラジオ
AuDee、Spotifyで配信中
配信日時:隔週金曜10:00〜
パーソナリティ:植竹公和