フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」(毎週月曜~金曜 9:00~11:00)。毎週金曜日に放送しているコーナー「オトナのなんでも相談室」では、リスナーから届いたお悩みを、Blue Oceanリスナーのみんなで考えていきます。
10月27日(金)の放送は、「新入社員の褒め方」に関する相談を紹介しました。
※写真はイメージです
<リスナーの相談>
20代後半の男性です。私の勤務先に、年上の新人さん(30代後半・男性)が入りました。彼は現在の職場での仕事は未経験で、業界の知識もまったく知りません。入社当時の10年前の自分を見ているような気持ちです。
私が入社した頃とは違い、毎日怒鳴られるようなことはなく、社員みんなで優しく教えています。しかし、先日「たまには私のことを褒めてください」と驚きの一言を言われました。
正直な話、「私を褒めて」と自分から先輩に言える度胸以外、何もできない新人の褒められる部分が見当たりません。みなさんなら、新人社員から「褒めてください」と言われた場合、どう褒めますか?(岩手県 20代後半 男性 技能/作業職)
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「褒めてほしい」と言う新人社員のアピールについて、住吉は「その人は今、“このまま褒められないと持たないかも……”と、切羽詰まった感じで言っているのかしら」と想像し、リスナーにアドバイスを呼びかけました。
パーソナリティの住吉美紀
――今回の相談に対して、番組にはリスナーからたくさんのアドバイスが届きました。この記事では、その一部のメッセージを紹介します。
◆願望を込めやってほしいことを“誉め言葉”にする
同じ経験があります。その場では、「休まない強い体」「いろんなところに気配りができる」「誰よりも素早く動く」と伝え、実際はそのような仕事をしていない人に対して「こうなってくれ!」という願望を込めました。あえて、そのようなメッセージを込めて褒めたら、少しずつですが、その期待にそった行動をするようになってくれました。ぜひお試しください!(東京都 50代後半 男性 専門職/クリエイティブ職)
◆まずは人間性を褒める
仕事で褒めることができないなら、人間性で褒めてあげたらいかがでしょうか? たとえば、「あなたは優しいし、思いやりがあるよね」などです。
仕事の面で褒めることはないかと聞かれたら、「その性格のままで、もっとこうしたらどう?」など。あくまで、仕事のできる・できないという視点での“褒め”は保留にします。
そして「褒めたくなったら、どんどんあなたに伝えるよ!」と言って、“いつも見守っている感”全開で接してみたらいかがでしょうか? 小さなことでも「頑張った!」と労うのがいいと思います。(神奈川県 40代後半 女性 自営業)
◆少しだけ難しい仕事を与えてみる
私も新人研修では、同じ経験がけっこうあります。「褒めて」と直接言われることはあまりないですが、明らかに「ここは褒めないと、この人はやっていけない」と思うときがあります。そういうときは、ほんの少しだけハードルが高い仕事を与えて「これができたら偉い! コーヒー奢る!」と言うのはいかがでしょうか? 大切なポイントとして「ちょっとだけハードルが高い仕事」で、その人がクリアできる確信が、こちら側にある仕事です。
もし、相手が自信のないタイプならば、「もう充分頑張っているよ。このままコツコツやっていったら、1年後はすごい社員になる」と言うのはいかがでしょうか? いくらでも褒めるところは作れます。頑張ってくださいね。(大阪府 50代前半 女性 会社員)
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10月27日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年11月4日(土) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Blue Ocean
放送日時:毎週月曜~金曜9:00~11:00
パーソナリティ:住吉美紀