山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。2月22日(木)の放送は、ゲストにトランペット奏者の松井秀太郎(まつい・しゅうたろう)さんを迎えお送りしました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、松井秀太郎さん
◆ジャズ音楽の“魅力”とは?
昨年7月にアルバム『STEPS OF THE BLUE』でメジャーデビューし、新世代ジャズ・トランペッターとして注目を集めている松井さん。まずれなちが、トランペットとの出会いを伺うと、9歳の頃に小学校に掲示されていた金管バンドクラブに何気なく行ったことがきっかけだと言います。
その後、中学は吹奏楽部に入部し、高校は“オーケストラがやってみたい”と音大附属高校でクラシックを専攻。「もともとクラシックは好きでよく聴いていたので“専門的に学びたい”と思って。ただ、ビッグバンドとか華やかなトランペットの音も好きで、“大学ではクラシック以外の音楽にも触れてみたいと思って”ジャズを専攻したら“これだ!”って(笑)」と振り返ります。
ただ学び始めた当初は、特に“ジャズは楽譜がない”という点に苦労を感じたと言い、「“演奏してみよう”と思っても(楽譜がないから)何を吹けばいいのか分からないんです(笑)。そもそもジャズという音楽は、アドリブを中心に演奏するものなので、常に自由といいますか“何を吹いてもいい”というところに最初は戸惑いました」と松井さん。
それから、次第に楽譜がないからこその面白みを感じられるようになり、「(ジャズは)より自分らしさが出せることが魅力。自分が思ったことを信じてやっていくうちに“(ジャズ独特の)自由さ”が楽しめるようになりました」と語ります。
◆同じ曲でもライブによって“味わいが違う”
続いて、松井さんが思うトランペットの魅力を伺うと、「1つの音で感情が表現できるというか、それが一番ストレートに伝わる楽器かなと思います。特にジャズでのトランペットの音の力強さ、優しさみたいなものにハマってしまいました」と言います。またこの日は、普段から使っているトランペットをスタジオに持参いただき、生演奏を披露! 演奏後、れなちは「“一音一音に感情が乗る”と話していましたが、まさに感情が音に乗って伝わってくる感じがしました」と感動していました。
最後に“ジャズライブならではの醍醐味”について、松井さんは「たとえ曲が同じでも(ライブによって)全然違う展開になります。それこそ、当日のホールの響きだったり、お客さんの盛り上がり方によって、音楽がどんどん変化していくので、会場に行ってから“今日はこの曲をやりたい”って思うこともあって、その場で(ライブで演奏する予定の)曲目を変えていくのも、ジャズの面白さだと思います」と語ると、れなちは「面白い! 奥深い世界ですね」と感じ入っていました。
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松井さんは、3月17日(日)に地元・東京都羽村市で凱旋ライブ「松井秀太郎 CONCERT HALL LIVE」を開催予定。会場の「プリモホールゆとろぎ(羽村市生涯学習センター)」は、中学生時代に練習したり、演奏会をしていた思い出の場所とのことです。
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2月22日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2024年3月1日(金) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈