本仮屋ユイカがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「三菱地所レジデンスSparkle Life」(毎週土曜18:30~18:55)。7月22日(土)、7月29日(土)放送のゲストは、シンガーソングライター・平原綾香さん。いつものスタジオを飛び出して、三菱地所レジデンスが手がける「ザ・パークハビオSOHO 祐天寺」からお届けしました。
この記事では7月22日(土)の放送の模様を紹介。ここでは、平原さんがヒロインをつとめる現在上演中のミュージカル「ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル」について語っていただきました。
平原綾香さん、本仮屋ユイカ
現在、東京・帝国劇場で上演中のミュージカル「ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル」(~8月31日(木)まで)。フランス・パリにあるナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」を舞台に、若き作家・クリスチャンと、花形スター・サティーンの激しい恋を描いた物語。平原さんは、ヒロイン・サティーン役として出演しています。
本仮屋:ミュージカル本番は緊張しませんでしたか?
平原:初日にまったく緊張しなかったんです。私、こんなにミュージカルでハラハラしないことが初めてで、「なぜだろう?」と考えたんです。
本仮屋:何が違ったんでしょう?
平原:たぶん、お稽古をしつこいほどやっていたから。帝国劇場史上、一番長い舞台稽古だったそうです。
本仮屋:最高の環境だったんですね。
平原:あとは、キャストのみなさんと最後まで演技の打ち合わせをしましたし、私にとっては父と母の影響もすごくありました。2年前に父が天国に行って、まだまだ悲しくて、まだまだ信じられなくて。だけど、病を抱えながらも自分の人生をまっとうした父の姿を見たんです。だから、どんなにつらくても、苦しくても、絶対に一切の弱音を吐かなかったんですね。それが(今回、演じたヒロインの)サティーンと重なったんです。
(ナイトクラブ「ムーラン・ルージュ」の花形スターである)サティーンは、結核を患っていて、最後まで誰にも言わず、ある人だけには伝えて自分の人生をまっとうするんです。
そんなサティーンが父と重なったので、結末もリアルな感情で演じることができました。だから、この作品は天国にいる父にまで届くように歌おうと(思いました)。
また、最期の最期まで、父と母がともに寄り添っていたことを思い出していました。サティーンが最後に、(彼女と激しい恋に落ちた若き作家)クリスチャンに「私たちの物語を伝えて。そうすれば私たちは一緒。どんなときも」と言うセリフがあるのですが、私のなかでは、まさに父と母の物語なんです。そして、クリスチャンがサティーンを喪ったあとに書いた物語が、今上演されているムーラン・ルージュなんですね。
本仮屋:平原さんご自身の重なり具合といいますか、めぐり合わせの強さを感じます。歌に乗せることで気持ちを昇華できるなんて、すごいご縁ですね。
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次回7月29日(土)の放送も、引き続き平原さんが出演します。
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7月22日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年7月30日(日) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:三菱地所レジデンス Sparkle Life
放送日時:毎週土曜 18:30~18:55
パーソナリティ:本仮屋ユイカ