脳科学者の茂木健一郎がパーソナリティをつとめ、日本や世界を舞台に活躍しているゲストの“挑戦”に迫るTOKYO FMのラジオ番組「Dream HEART」(毎週土曜 22:00~22:30)。 6月10日(土)、17日(土)の放送は、実業家のひろゆき(西村博之)さんがリモート出演。10日(土)の放送では、AI(人工知能)で画像生成された架空のAIグラビアアイドルや、AIと人間の仕事などについて語ってくれました。
ひろゆきさん
1976年生まれ、神奈川県出身のひろゆきさん。1999年、中央大学在学中にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設。自らが管理人となり、日本最大級の匿名掲示板として話題を集めました。2005年には「ニワンゴ」の取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開設。「東京プラス」代表取締役、「未来検索ブラジル」取締役など多くの企業に携わり、サービス運営やプログラマーとして活躍しています。2015年からはパリに移住し、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人になりました。
◆AIグラビア…どう思う?
茂木:日本では、とある出版社がAIで作られたグラビアアイドルの本を出しました(※本番組収録後に販売終了)。ああいう動きはどう思いますか?
ひろゆき:全然アリだと思いますよ。昔もCGでできた人が、タレントとして活動するようなことをして大失敗しましたけど、話題性に則ってビジネスをするのは全然ありだと思います。
茂木:生成AIについてみんな騒いでいるけど、ひろゆきさん的にはそこまで面白くなっていないんじゃないかってことですか?
ひろゆき:あくまでも「AIとかPCでここまでできるのはすごいよね」っていう“ハンデ戦”みたいな話で。それで本当にお金を稼ぐレベルまでは、もうちょっと時間がかかると思うんですよね。
茂木:可能性はある?
ひろゆき:あると思います。今は「CGで作ったグラビア写真集だから面白いでしょ」っていう下駄を履いている状態。だから、例えば「めちゃくちゃかわいいCGを作ったから買ってください」と言って、それで超儲けている人ってそんなにいないと思います。
茂木:“AIが作った”という付加価値があるから、まだフェアな競争じゃないっていうことか。
ひろゆき:はい。誰でも作れて、ぼろ儲けするってこともないんですよね。
茂木:企業からすると、絵やイラストの発注が人間より安く済むということで、失業する人が増えるのでは、という予測があります。そちらはどう考えますか?
ひろゆき:人手が余るかどうかはChatGPTとかのAIは関係なくて。もともとデスクワークがいろいろ機械化してきて、どんどん必要なくなっているよね、っていう話であって。その流れは止まらないだろうし、それが加速するだろうなとは思います。
茂木健一郎、ひろゆきさん
番組では他にも、小学生の流行語1位にもなった自身の発言や、画像生成AI(人工知能)やAIグラビアアイドル、メディアとインターネット、子どもとインターネットの関係などについて語ってくれました。
ひろゆきさんが、自身の「生い立ち」「起業」「ビジネス」「これから」などをまじめに語った書籍『1%の努力』(ダイヤモンド社)は、現在好評発売中です。
次回6月17日(土)の放送も、引き続きひろゆきさんをお迎えいたします。お楽しみに!
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聴取期限 2023年6月18日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dream HEART
放送エリア:TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
放送日時:毎週土曜22:00~22:30
パーソナリティ:茂木健一郎
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/dreamheart/