ラジオ発のエンタメニュース&コラム「TOKYO FM+」がお届けするコラム記事。今回は「パパたちの本音」に寄せられたメッセージを紹介します。
※写真はイメージです
育児をする男性(メン)の略語である「イクメン」という言葉が流行って数年。「男性も育児をして当然」という風潮のなか、「どんなに頑張っても認められない……」と悩むパパからの声も。今回は「パパたちの本音」に寄せられたメッセージを紹介します。
まずは、奥さんに言われた言葉に対しての本音。
■休日、家事や子どもの世話を忙しそうにしている妻に、何気なく「手伝おうか?」と聞いたら、妻の顔色がスッっと変わり、「『手伝う』ってどういうこと? 家事や育児は私だけの仕事だと思っているわけ? 当事者意識が足りないんじゃない?」とまくしたてられました……。ごめんねと謝ったけど、言葉のニュアンスにそこまでピリピリしなくてもいいのに……(30代・男性)
良かれと思って言ったことが、相手の逆鱗に触れることも。大体の場合、パパの言葉に深い意味はないと思いますが……。無意識な言葉が、ママをイラつかせてしまうことがあるかもしれませんね。
■妻から「ちょっと手伝ったからってイクメンだって言われているけど、私はいつも全部やってるのよ!」と言われました。どうやら近所の人から「あなたのおうちは旦那さんがイクメンでいいわね」って言われたみたいで……。自分のほうがやっているのに、なぜ僕だけが褒められるのかと思ったんでしょう。でも、自分でイクメンと言ったことはないし、まわりが勝手に言っているだけなのに(30代・男性)
お父さんが子どもと遊んでいると「子煩悩ね」「イクメンね」などと声をかけてくる年配の方がいるそうです。それを聞いたお母さんが、“あなただけ褒められて”とお父さんを責めるのはお門違いかも。
次は、もっと子育てに協力したいけど、仕事が忙しくて難しい……という声。
■自分だってもっと育児に参加したい気持ちは山々です。でも、残業で帰ってくるのは終電間近、休日も仕事の対応があるので……。家族のために稼がなくてはいけないし、体を壊したら元も子もない。妻も働いていますが、定時には退社できるので家のことは任せたい(40代・男性)
共働きといっても、お互いの勤務形態が一緒なわけではありません。休日出勤に残業……と休む間もなく働いていたら、体力の問題もあるし、手伝えないのは仕方ないですよね。
最後は、子どもに言われてショックだった言葉。
■いつも仕事で忙しいので「たまには家庭サービスを……」と思い、仕事を早く切り上げて、妻や子どもたちにケーキを買って帰ったら、全員が開口一番「なんで今日こんな早いの!?」と。ケーキを置いて自室に退散したら、さすがに気にしたのか「パパありがとー!」って言いに来ましたが……。虚しい気持ちになりました」(40代・男性)
職場から、妻から、子どもたちからいろいろと言われ、“針のむしろ”となってしまう現代のパパたち。時代の流れは「夫婦共働き・育児家事は分担」へ向かっているので、今は過渡期なのかもしれません。夫婦どちらかの負担が大きくなっていると感じた場合は、しっかりと話し合い、どうしたら負担が減るのかを知ることが大事。また、言葉足らずで誤解をされている状況も多いので、自分がどうしたいのかをその都度きちんと伝えるということも必要ですね。