“施設高齢者”にいる方々が地元サッカークラブを応援！ サントリーウエルネス発の参加型プロジェクト「Beサポ！」今後の展望は？

フリーアナウンサーの住吉美紀がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生ワイドラジオ番組「Blue Ocean」（毎週月曜～金曜 9:00～11:00）。12月限定の特別コーナー「Blue Ocean 超！オトナのなんでも相談室 supported by Beサポ！」では、リスナーからいただいたお悩みに、高齢者施設にいる方々、人生の大先輩からアドバイスをいただきました。

12月25日（月）の放送では、サントリーウエルネス代表取締役社長の沖中直人（おきなか・なおと）さんがゲストに登場。相談室の感想や今後の「Beサポ！」の活動について語っていただきました。

（左から）住吉美紀、沖中直人さん

◆「Beサポ！」の活動でさまざまな人々が元気に！

参加型プロジェクト「Be Supporters!」、略して「Beサポ！」は、高齢者施設で過ごす、普段は周りに支えられる機会の多い方たちが、地元サッカークラブのサポーターになることで、心身ともにさらに元気になってもらうことを目指しています。

そんな「Beサポ！」を推進するサントリーウエルネスの代表を務める沖中さんに、まずは「Beサポ！」立ち上げのきっかけについて伺うと、「“人生100年時代”と言われていますが、“最後の一瞬までいかに楽しく暮らせるか”ということが、これからの大きな社会課題だと感じています。そのなかで『「人間の 生命（いのち）の輝き」をめざす』を会社の企業理念に掲げるサントリーに“できることは何か？”と考えたことが、『Beサポ！』を始める起点になりました」とのこと。

2020年12月からスタートした「Beサポ！」ですが、企画したサントリーウエルネスも予想していなかったドラマが数多く生まれています。そのなかでも、沖中さんが印象に残った出来事として挙げたのは “介護職員のみなさんの喜ぶ顔が見られたこと”。

「私の母親も施設に入っているのでよくわかるのですが、介護職員のお仕事はとにかく大変です。そんななか、『Beサポ！』の活動をすることで『高齢者の方から元気をもらえるようになった』『施設全体の空気感がすごく明るくなった』という言葉をいただけました。これってすごいことだなと思いました」。

◆「Beサポ！」を世界にも広めていきたい

番組では、リスナーから届いたお悩みをみんなで考えるコーナー「オトナのなんでも相談室」と「Beサポ！」のコラボを実施。1ヵ月にわたり、高齢者施設にいらっしゃる“人生の大先輩”が、リスナーからの相談にアドバイスをくださいました。参加していただいた方々はもちろんのこと、施設職員のみなさんも一緒に楽しんでくださったそうです。

放送を聴いた沖中さんも、人生経験が豊かな大先輩のアドバイスに驚かされたと同時に、癒やされたそう。「例えば、恋愛の問題など、自分の親やおじいちゃん・おばあちゃんにも訊けないことってあるじゃないですか。それを第三者の立場から優しくアドバイスをしてくれて（聴いていて）ほっこりするし、勉強にもなります。すごくいい企画だなと思いました」と感想を語りました。

また「Beサポ！」では、これまで映像や写真で活動の模様を発信してきましたが、現場で起きているさまざまな“物語”を伝えるため、「人生100年時代の物語大賞」を開催。いくつになってもワクワクしたいすべての人へ贈る、とっておきの5つの物語が公開中です。
https://www.suntory-kenko.com/contents/enjoy/besupporters/award/

この企画を受けて、沖中さんは「心を大きく揺さぶる物語を多くの人々に知っていただきたいですし、これから人生100年、どうやって最後の一瞬まで自分らしく楽しく生きられるのかというアイデアは、もっともっと必要なんじゃないかなと思います」。

最後に今後の「Beサポ！」の展望を伺うと、沖中さんは“認知度のさらなる獲得”と“参加クラブの拡大（現在は20クラブが参加）”を明言。そして、昨年から台湾のプロ野球チームにも活動を広げていることを挙げ、「（人生100年時代の課題は）日本だけじゃなく世界の課題だと思いますので、世界にどんどん広げていけるような活動をやっていきたいと思っています」と力を込めていました。

＜番組概要＞
番組名：Blue Ocean
放送日時：毎週月曜～金曜9:00～11:00
パーソナリティ：住吉美紀