アーティストの坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「坂本美雨のディア・フレンズ」(毎週月曜~木曜11:00~11:30)。
6月9日(月)、10(火)の放送ゲストは、歌手の氷川きよし/KIINA.さん️。
6月9日の放送では、現在全国ツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」を開催中の氷川さんが、休養中のお話などについて語ってくれました。
坂本美雨、氷川きよし/KIINA.さん️
◆1,000人と話した休養期間
坂本:氷川きよしさん、昨年8月に活動再開されました。1年8ヵ月くらい休んでいらっしゃったのですね。
氷川:普通に仕事をしていても、そんなに休むことってないじゃないですか。経験してみて無駄はないんですけど、やっぱりコンサートとかで歌っていないと、ものすごく不安になるんだなって思いました。
“氷川きよし”や“KIINA.”が存在するのは、コンサートをやってみんなに喜んでもらって、拍手をもらって、みんなが求めてくれるから。それですごく生きている張り合いができるんだなってことを、再確認させていただきました。
(休養中も)比較的じっとしていられないので、アメリカ・ロサンゼルスに行っていろいろな方に会ったり、会話をしたりするなかで、「命ある限り、何があっても歌い続けていかないといけない」という確信を得ました。
坂本:そうですか。旅をされたというのは、学校に行ったりとか? そういうことではなくて?
氷川:知り合いの方のお宅に2ヵ月間ホームステイさせてもらって、「1,000人の方に会いたい」って目標を作ったんですよ。やっぱり、人のなかじゃないと成長しないじゃないですか。だからいろいろな方の価値観とか考え方を聞いて、「自分はどうしようかな」と考えたりしたいなと思って、1,000人の人と会いました。
坂本:意識的に出会っていかないといけないじゃないですか。街行く人とかも含めてですか?
氷川:はい。ロスだけじゃなくて、サンフランシスコに行ったりフロリダに行ったり、ラスベガスに行ったりして、人のつながりを辿っていくと、広がっていくんですよね。
坂本:もともと外交的というか、人と出会っていくのは好きですか?
氷川:意外と外交的ですね。人見知りなんですけど、そこは勇気を出して「人に会おう」っていう気持ちに持っていきました。
坂本:かなりパワーを使ったんじゃないですか?
氷川:気疲れしましたね。英語がそんなにしゃべれないので、通訳ができる人に来てもらって、「日本で歌手をやってる者で、実はこうやってこう生きてきたんだけど、これから先、どう生きていったらいいかな?」と相談したり……。いろいろな人種の人にもお会いしましたし、みんなやっぱりいろんな悩みや苦難があって、「自分だけじゃないんだな」ということを感じました。幸せって、お金があるとかないとかじゃないじゃないですか。だからこの“普通の時間”が本当に幸せなんだな、命があること自体がすごい幸せなんだなって考えられるようになったし、やっぱりよかったですよね。
氷川きよし/KIINA.さん️
氷川さんのツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. Concert Tour 2025 ~KIINA’S LAND~」は11月まで全国12都市で27公演開催予定です。詳細は公式Webサイトまで。
<番組概要>
番組名:坂本美雨のディア・フレンズ
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国38局ネット
放送日時:毎週月~木曜11:00~11:30
パーソナリティ:坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/dear/
番組公式X:@dearfriends80