福山雅治 季節の移ろいとともに繰り返される日常の中で実感する想い

シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「福のラジオ」。3月11日（土）の放送では、久々となるコーナー「家族を語ろうよ」をお届けしました。リスナーの皆さんの家族にまつわる心温まるエピソードを紹介していきます。

福山雅治

東京都西東京市にお住まいのちなさん（21歳・大学生）は、昨年10月のコロナに感染して10日間一歩も外に出ない生活を送ることになったそうです。

「症状もさほどなく、自分としてはそこまで不安はありませんでした。でも、実家の両親が想像していた以上に心配してくれました。私が『大丈夫』って言ってるのに、父が『油断するな。何が起きるか分からない』と言い、私の家から近くのビジネスホテルを取って、母と交代で待機してくれました。『欲しいものがあったらいつでも連絡するように』と言ってくれて、接触できないので玄関前に（必要なものを）置いてもらう毎日でした。ベランダから手だけ振って、感謝を伝えました。

そして隔離が終わって玄関を開けたとき、両親がそこにいてくれました。大丈夫だと思っていたけど、やっぱり不安だったみたいで思わず涙が出ました。父が『良かった』と言って抱きしめてくれたとき、恥ずかしくて『大げさすぎるよ』って言ったけど、本当は感謝してもしきれない気持ちでした。両親と抱き合ったなんて何年ぶりだったか分かりません。コロナウイルス感染は本当につらかったですが、両親のおかげで乗り越えられたんだと感じました。私も2人にもしも大変なことが起きたときは、絶対に力になろうと思います」

「家族の絆を感じるっていうのも、コロナ禍だったからの時間があったからとも言えるかもしれませんよね。そして、日本もマスク着用の考え方が変わるタイミングに来て、ようやく次のフェーズに完全に進みましたよね」と、ドラマの撮影現場などでも実感することが増えたという福山さん。

「春がやってきますね。ドラマの撮影がこの時期に入っていると、外に出ていることが多いので季節の移ろいを体感することができます。大変なことというのは日々ありますが、日常がこうやって繰り返されていくっていうことはとてもありがたいことで、幸せなことなんだなって思います。特にこの季節は心の深いところでそういうことを感じますね。人間というのは季節とともに生き、自然に生かされているんだなということを」

TBS日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』（夜9:00-9:54）が、いよいよ４月から放送開始となります。こちらもお見逃しなく！

それでは、次週3月18日（土）の「福のラジオ」をお楽しみに！

＜番組概要＞
番組名：福山雅治 福のラジオ
放送日時：毎週土曜14：00～14：55
パーソナリティ：福山雅治
番組Webサイト： https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/