スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
4月23日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた相談メッセージを紹介。江原から、さまざまなアドバイスをお届けしました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
私は17年前、国際結婚で海外に嫁ぎました。コロナ禍で日本の家族に会えない時期が3年続きました。
私の両親は共働きで、しかも父は単身赴任。祖母と叔父が同居して私を育ててくれたのですが、母代わりに私をお世話してくれた祖母、そして父代わりだった叔父をこの3年の間に亡くしました。
会いたいのに会えなかった悔しさと悲しみばかりが募り、高齢になってきている両親のことを考えると、「もう、こんな気持ちで人の死を見届けたくない」と思う気持ちが強くなりました。
海外在住でも、そうでなくても、死に目に会えるときは会えるものなのでしょうか? 国際結婚、海外住まい、海外で子育てをしながら日本に住む親のケア……自分が選んだ道なのに迷うことばかりです。こんな私にアドバイスをいただけたらと思います。
<江原からのアドバイス>
江原:確かに相談者さんの気持ちはよくわかるのですが、こうした悩みを持てることに感謝ですね。私たちのおじいさんたちの世代は、戦争がありました。みんな遠く離れた地で、生きているのかどうかもわからなかったり、死に目になんかとても会えなかったり……。
奥迫:死に目に会えることは大切かもしれないですが、生きていて触れ合っているときに、どれだけ愛情の交換ができたかのほうが大事なような気がします。
江原:おっしゃるとおりです。私は先日、広島で講演をしました。広島は原爆が落ちた所です。みんな一瞬にして家族を失っているんですよね。東京だって、東京大空襲がありました。日本各地のさまざまな所で、こうしたことがあったんです。協子さんがおっしゃるように、それまでにどれだけの想いがあったかが大事。
例えば、長く離れた場所にいても、なかなか会えなかったりしていても、想いがつながっているかどうかです。今はテレビ電話のようなもので会話ができるから良いですが、昔は手紙でした。でも、手紙でも通じました。文字や言葉、その人が触った紙だと思うと、心が通じますよね。
そしてもう1つ大事な視点は、“必ずあちらで会える”ということ。「魂なんて……」と言う人がいますが、そういうふうに思ってはいけない。魂があることが幸いで、私たちはどんなふうに生き別れても、死に別れても、必ずあちらで会えます。
「あのときに言えなかったことがある」とか「看取ってあげられなかった」とか、そうした苦しみを抱え込んで生きている方は、たくさんいると思うんです。でも、あちらで会える。つらく悲しい亡くなり方をした人も、この世にはたくさんいると思います。お子さんをあやしているときに、ぐずったお子さんが上の階から踊り場へ落ちてしまったとか、車をバックさせていたらお子さんが近づいてきたことに気づかずに、そのまま……とか。そうしたことを悔やんだり、一生苦しんで生きる方がいます。でも、絶対にまた会えるし、その子がいなくなったわけじゃない。人は死して死なないから。
こうした話を信じられない人はいると思いますが、このような現象はたくさん起きています。そうした現象を「ある・ない」と言うのは簡単ですが、どこに愛があるのかをきちんと感じ取っていただきたいです。
奥迫:唯物で見ると悲しいことはいっぱいありますが、魂で見ることは大事ですね。
江原:それが本当なら、どれだけ素敵なことか。みんな意味があって生まれて来て、そしてみんなこの世を旅して、私たちはいっぱい成長して、経験と感動をして還っていく存在である、ということに気づけたら、人生は変わるのではないかなと思うわけです。
●江原啓之 今夜の格言
「死して人は死なない。だから“お天道様は見ている”と言えるのです」
江原啓之、奥迫協子
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聴取期限 2023年5月1日(月) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25
エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:
http://www.tfm.co.jp/oto/