TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee(オーディー)の番組「長野智子のテレビなラジオ」(隔週火曜・10時配信)。1985年のフジテレビ入社以降、テレビ業界で活躍してきたフリーアナウンサー・長野智子が、テレビを牽引してきた制作者・出演者をゲストに招き、テレビの過去・現在・未来を語ります。
7月8日(火)の配信では、フリーアナウンサーの永井美奈子さんがゲストに登場。フリー転身後、長野智子に抱いていた憧れについて語ってくれました。
(左から)パーソナリティの長野智子、永井美奈子さん
◆長野智子を追いかけてニューヨークに
永井美奈子さんは1965年生まれ、東京都出身。大学卒業後、1988年に日本テレビにアナウンサーとして入社します。「ジバングあさ6」の初代キャスターをはじめ、「マジカル頭脳パワー!!」「24 時間テレビ」など日本テレビを代表する番組を担当したのち、1996年にフリーへ転身。現在はフリーアナウンサーのほか、成城大学文芸学部で非常勤講師を務めています。
長野:人気者になって、日テレの顔になっていくなかで、アナウンサーとして積み重ねてきたものがどんどん変わっていくような葛藤もあったんじゃない? 何か目指しているゴールというか、憧れのロールモデルのような人っていたの?
永井:そこで、長野智子です!
長野:マジですか(笑)?
永井:「人生って変えられるんだ」って思ったんですよ。フリーになったのは、体調的にもいっぱいいっぱいだったし、やりきったなと思えたところもあったので、とにかくちょっと休みたかったんですね。
そこからいろいろやって迷っているときに、長野さんがニューヨークに行かれたんです。当時、私はニューヨークまで追いかけに行ったんですけど、覚えています(笑)?
長野:そうそう! ゆっくりお会いしたのってニューヨークが初めてだったよね。あれってどういうきっかけだったっけ?
永井:当時、日本テレビを辞めてフリーになって、「これからどうしよう」と迷っている時期だったんです。それで、とりあえず英語の勉強をしようと思って、月曜から金曜まで東京の英語学校に通っていました。
長野:へぇ~!
永井:ちょうどその頃、飛ぶ鳥を落とす勢いの長野智子さんが、ご主人の転勤でニューヨークに行かれて。しかも、ニューヨーク大学に通うと聞いて「すごっ!」って思ったんですよ。それで、ニューヨークまで追いかけました。追いかけてというか、旅行で訪れたんですけどね。
長野:そうそう。突然永井さんがいらっしゃって、すごく嬉しかったです。だけどさ、永井さんが悩みを抱えていたことを、当時の私はわかっていなかった気がするなあ。
永井:とにかく「ニューヨークに行くので会ってください!」みたいな勢いでしたからね(笑)。ちょうど論文を書かれていた忙しいタイミングだったのに、時間を作ってくださったんですよ。私が「英語を勉強している」って話をしたら、英語の先生まで紹介してくださって。
長野:そうそう!
永井:それで、ご飯までごちそうになったんです。ニューヨークの街を歩いている長野智子のうしろ姿を見て「カッコいい!」と思ったんですよ。
長野:ホントかな(笑)?
永井:「この方は今後どうなさるのかな?」って思うようになって、そこから“長野智子ウォッチャー”が始まりました。今で言う推し活みたいな感じでしたね。
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永井美奈子さんがプロデュースを務めるクラシック音楽の夏フェス「音夏(おんなつ)」が今年も開催されます。8月3日(日)に東京・赤坂の「サントリーホール ブルーローズ」でマチネ公演(開演13:00)とソワレ公演(開演18:30)を予定。詳しくは公式サイトをご覧ください。
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音声版「長野智子のテレビなラジオ」
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<番組情報>
番組名:長野智子のテレビなラジオ
配信日時:隔週火曜・10時配信
パーソナリティ:長野智子