TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、柳原可奈子さんと宮下草薙の宮下兼史鷹さん、草薙航基さん。ここでは柳原さんが、産休前後での“仕事の向き合い方の変化”について語っていました。
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(左から)柳原可奈子さん、草薙航基さん、宮下兼史鷹さん
◆「いつしか絶対にウイニングランがくる」
宮下:(僕らと柳原さんは)マネージャーが同じ方なんですけど、そのマネージャーいわく、柳原さんと草薙は特に似ているらしいですからね。
柳原:そうみたいね(笑)。世の中的にはすごく全然違うタイプと思われていると思うんだけど。
草薙:でも、僕が何か言われるときに「可奈子はもっとひどかった」って毎回言われますよ(笑)。
宮下:お前よりひどいってすごいですよ!? 想像できない。
柳原:やっぱり宮下くんは、草薙くんに手を焼いている部分はあるんですか?
宮下:正直、僕は大人と思って接していないです。大人として接すると、やっぱり腹が立っちゃうから。
草薙:俺も“何をやっても怒られるだろうなぁ”っていう感じで接している。
柳原:私も年齢より幼い部分がすごくあったから、ものすごくわがままだったし、若手のくせにやりたくないことがはっきりしてた。だけど、それが不思議なもので、妊娠・出産と子育てがあって仕事を2年近く休んだんですよ。その時期に外を歩いていたりすると、「引退しちゃったんですか? また見たいな~」って(声を掛けられる)。
相手はいい意味で言ってくださってると思うけど、自分のなかでは辞めたわけじゃないから“私って、テレビのなかでは終わった人になっちゃったのかな”みたいな、寂しい思いを持っていた時期があったのね。それで、2人目を出産してまた仕事をバリバリやり始めたときに、もう全部の仕事がありがたくて! (産休前までは)“やりたくない! やりたくない!”って……。
宮下:(草薙と)一緒!
柳原:ハハハ(笑)。そうずっと言ってた私が、本当に全部の仕事がまぶしく輝いて見えて“また私に声をかけてくれたんだ”っていう、うれしさがものすごくあって。
それに、若い頃は“(仕事が)つまらないな”と思っていた時期もあったんだけど、再デビューしてやっていると“あれ、この感じ知ってる!"“このとき、どうしたらいいか分かってる!"みたいな、20代の頃に“嫌だ”と思ってやっていた仕事が全部、人生の糧となっていたんですよ。
草薙:2周目をやっている感じですか?
柳原:そう! そうしたらめちゃくちゃ楽しくて! 以前は「振り付けもわからないのに舞台だけ用意されてる」みたいな感じだったから。あと、マネージャーさんが「いつしか絶対にウイニングランがくる」って言ってくれたの。
草薙:はい。
柳原:本当に今がそういう感じがして、走り終わって緩やかに手を振りながら1周すると“こんなに楽しい景色が見えてくるんだ!”みたいなことが最近すごくあって、だからきっと草薙くんにもその時期が訪れると思う。
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00