フリーアナウンサーの唐橋ユミがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「NOEVIR Color of Life」(毎週土曜9:00~9:30)。“生きること、輝くこと、そして人生を楽しむこと”をテーマにした、トークと音楽が満載のプログラムです。各界を代表して活躍する女性ゲストが、自らの言葉でメッセージを伝えます。
今回の放送ゲストは、“モダチョキ”ことモダンチョキチョキズのボーカルで、俳優、ナレーターなど幅広いジャンルで活躍する濱田マリさん。高校時代の挫折経験や、音楽の道へ進んだきっかけなどを話してくれました。
濱田マリさん
1968年生まれ、兵庫県出身の濱田さん。1992年に、関西発のエンターテインメントバンド・モダンチョキチョキズのボーカルとしてメジャーデビュー。バンド活動を経て俳優業に転身し、俳優・タレント・ナレーションなど、さまざまなジャンルで活躍中です。
◆腐っていた自分を助けてくれたのは…
唐橋:濱田さんは中学時代に器械体操に打ち込んでいたそうですが、そこから音楽の道に行かれるんですね。どのようなきっかけがあったのですか?
濱田:中学のときに一生懸命やっていた器械体操を続けたいと思って、(器械体操部が)ゲキ強の高校に入学して、憧れのレオタードを着て練習していました。でも、そこの学校は強すぎた。私は落ちこぼれでした。みんなめちゃめちゃうまいし、言われたことはすぐできるし、スタミナモンスターやし……ということで、私は心も体もボロボロになって、高校1年生の秋に退部をしました。何もなくなりました。器械体操がなくなったら私はここに進学した意味が分からない。家族からも「なんで辞めたん?」と軽く責められ……腐っていましたね。
学校に行くのも億劫で、遅刻、早退してピザ食べに行って。食べ放題のやつあるやん? よう行ってたわ~(笑)。そんなときに同じクラスのヒロコちゃんっていう子がいたんですけど、彼女も私と同じような生活スタイルの子だったんです。遅刻しながら2人でヘラヘラ笑って教室入る、みたいなコンビネーションになっていましたね。
あるときヒロコちゃんが「ライブ観に行かへん?」と誘ってくれて、人生初のライブハウスに行ったり、大きいホールのコンサートを観に行ったり。私、そんなところに着ていく服もないから、どうしようかなと思っていたら、ヒロコちゃんが「私な、めっちゃかわいい古着持ってんねん。マリちゃんこれ着な」「チケットも取っといたで」って言ってくれて。そうやって手取り足取り教えてもらいながら、ライブハウスやコンサートホールに通って、いろいろなバンドを観ましたね。そこで「おもしろい!」って思って。
ヒロコちゃんは音楽やっている友達もいっぱいいたので、ヒロコちゃんの友達のお兄さんたちとバンドを組んだりしていました。私もそんなことができるとは思っていませんでしたけど、アマチュアバンドをいくつかやっていましたね。
4月のマンスリーゲストは、ジャズピアニストの上原ひろみさんです。
<番組概要>
番組名:NOEVIR Color of Life
放送日時:毎週土曜 9:00~9:30
パーソナリティ:唐橋ユミ