スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組
「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
11月26日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた、さまざまな相談メッセージを紹介。江原がアドバイスをお届けしました。

江原啓之
<リスナーからの相談>
私は、長く働いた後に3年ちょっとのブランクを経て、今の職場に戻って働くようになりました。しかし、昔一緒に働いていたメンバーは冷たく、雑談さえできなく、声を出せない毎日がとても苦痛です。悲しくて泣くことも多く、初めはそれでも頑張って声をかけていましたが、冷たい表情や態度にだんだんと恐縮してしまい、怖くてたまりません。
私の言葉や性格が原因で、こういう態度をされているのはわかっているので、現状を「学び」や「因果律」と受け止めようと毎日思いながら過ごしていますが、やはり時々心が折れて、とてもつらいです。
私はこの先、彼女たちにどういう接し方をすれば良いのか、いつか笑顔で接する日がくるのか、江原さんのお言葉をお聞かせ願いたいです。
<江原からの回答>
江原:相談者さんのためを思って言いますが、こういう人が職場にいたらどうでしょうか? はっきり言って、面倒くさいですよね。仕事とは、何をしに行くところでしょうか。労働して、お金をいただくところですよね。ブランクを経て元の職場に戻られたとのことですが、食べていくために行っているのではないでしょうか。
食べていくためという気持ちが薄いから、みんなが冷たくなってしまうのかもしれません。だって、みんなが一生懸命働いて、頑張っているところで「みんなが雑談してくれない」「何もしてくれない」というのは、「ちょっと自分でなんとかしてくれない?」という話ですよね。
職場はディズニーランドではありません。楽しませてもらうところには、お金を払います。癒やされたいのなら、カウンセリングだろうが、エステティックサロンだろうが、お金を払って、そういうところに行けばいい。そういうふうに切り替えなきゃ。
人生を生きる極意は、常に“効能”を考えること。それは“何のためにしているのか”を考えるのです。職場は「働いてお金をいただく場所」。お金をいただくのに、やれ雑談がないだの、みんな冷たいだの、わがままですよ。雑談はいらない。働けばいい。それが自分を磨くことになりますし、仕事が終われば「今日はエステに行こうかな」「マッサージに行こうかな」「映画を観に行こうかな」などと、ご褒美が待っている。
だいたい、悩みの多い人は効能をわきまえていない。別の言い方をすれば、「TPOをわきまえていない」ということです。例えば、映画館で上映中に席でしゃべっていて、人に注意されたのと同じ状況かもしれませんよ。それで「冷たい態度を取られた」というのはおかしい話ですよね。
なので職場では、職場に合わせた行動を取って、朝には「おはようございます!」と挨拶して、「ご飯がおいしい」などと言ってお弁当を食べて、面倒くさくない人でいれば、そのうちに他の人も話しかけてきますよ。すぐに落ち込む人って、みんな話したくなくなってしまうんです。
まずは、何のために仕事をしているのかを意識する。感謝の気持ちを持って、あとは楽しんで生きていくのみです。何事も感謝して生きることが大事。いっぱい磨かれていきますし、生きているだけで、本当に幸せなことなんですよ。
奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「怠惰な土地に花は咲きません」
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11月26日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月4日(月) AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/