アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント)”を探ります。
今回の放送ゲストは三宅健さん。芸能界デビューや、舞台演劇に目覚めたエピソードなどについて語ってもらいました。
(写真左から)三宅健さん、こっちのけんと
三宅健さんは、V6の元メンバーで、年少3人によるユニット・Coming Centuryの一員としても活動しました。2021年のV6解散後はソロアーティストとして音楽やライブ、俳優としての活動に加え、建築や芸術をはじめとするさまざまな文化領域とのかかわりを深めるなど、多方面で活躍されています。
◆13歳で飛び込んだ芸能界
こっちのけんと:この番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間、「モーメント」を伺っていきます。それでは三宅さんの人生1つ目のモーメントは?
三宅:「芸能界に入ったこと」です。当時13歳の終わり頃ですね。
こっちのけんと:早い! もともと、小学生ぐらいからそういうのを目指そうみたいなのは思っていたんですか?
三宅:まったく思ってなかったです。僕の同級生のお姉ちゃんが「健、かわいいから応募したら受かるんじゃない?」って言ってくれて。それにうちのおばさんがその気になっちゃって、「いけるぞ」と。それから「お小遣いをあげるから履歴書を自分で書きなさい」って言われて、応募しました。
こっちのけんと:じゃあ、最初はお小遣いのために(笑)。書いたら、そのまま受かったんですね。
三宅:そうです。そこから芸能界という世界に入っていくことになります。
こっちのけんと:当時で1番覚えているお仕事ってあります?
三宅:以前、この番組で北山(宏光)くんがオーディションを受けて事務所に入ったってお話をされていたと思うんですけど、僕は受けていないんですよ。
こっちのけんと:えっ!
三宅:履歴書を送って2日か3日後くらいに「SMAPの公演を観においでよ」という返事が来たんです。
こっちのけんと:招待を受けたんですね。
三宅:行ったら、そのままアンコールみたいなところに出ることになって。その合間に、私服でアイドル誌の撮影もして、お小遣いをもらって帰りました。公演が6回あって、あまり覚えていないんですけど、何公演か出ているはずです。
こっちのけんと:よく対応できましたね。レッスンとかを一応受けていたから、ステージはなんとかできたってことですか?
三宅:いえ、受けてないです!
こっちのけんと:えっ!? じゃあステージで何をしたんですか?
三宅:手拍子。元気いっぱいにわけもわからず、お客さんを盛り上げるってことをしていました(笑)。当時はダンスなんてやったことがない少年でしたね。
◆SMAPへの憧れが生んだ夢
三宅:当時、僕は(事務所に所属して)3、4ヵ月してから、ダンスのレッスンがあるって気づいたんですよ。
こっちのけんと:どういうことですか(笑)?
三宅:なんだか知らないですけど、免除されていたんです(笑)。でも、僕としてはやりたかったから、「ダンスレッスンを受けさせて欲しいです」と直談判しました。そこからダンスを始めることになります。
こっちのけんと:みんなはけっこう練習しているなかでの途中参加だと、めっちゃ大変じゃないですか?
三宅:そうですよ。レベルの差が酷すぎて。
こっちのけんと:最初キツいですよね。
三宅:学校以外の楽しい場所を見つけたというか、「こういう世界が世の中にはあるんだ」って知ることになるわけですよ。
こっちのけんと:そこら辺から将来はデビューして、「アイドルとして生きていきたいな」みたいな感じになったんですか?
三宅:やっぱり、SMAPという偉大な大先輩に出会ったので、そこに対する憧れはどうしたって生まれるじゃないですか。なので、「いつか自分もそういうふうになりたい」「グループとしてデビューをしてみたい」という目標ができました。
◆初舞台で知った演劇の奥深さ
こっちのけんと:続きまして、三宅さんの人生2つ目のモーメントは?
三宅:「夢の遊眠社時代の野田秀樹さんとの出会い」です。野田さんは劇作家で、いまは主宰の「NODA・MAP」で活動されています。
こっちのけんと:出会いはどういうきっかけだったんですか?
三宅:「二万七千光年の旅」という、夢の遊眠社時代の、野田秀樹さんの処女作と言われている作品があるんですね。僕が20歳のとき、東京・渋谷のPARCO劇場で(その作品で)初舞台を踏むことになったんです。当時、野田さんが演出ではなかったんですけど、僕は「無名人」という役を演じることになるんですね。それまで僕は自分が舞台に出演することは考えたことがなかったし、当時はまだ野田秀樹さんを知らなかったんですよ。
こっちのけんと:なるほど。
三宅:だけど、野田さんの戯曲に触れたら衝撃を受けました。野田さんが生み出す、詩的な言葉の数々に触れて、舞台の魅力に取り憑かれたというか。そこが始まりでした。
こっちのけんと:それまで演技はされていたんですか?
三宅:テレビでドラマに出させていただく機会はありましたけども、舞台を踏んだ経験はなかったですね。
こっちのけんと:そうなんですね。やっぱり舞台の演技って違うものなんですか?
三宅:演じるという意味では、映像も舞台も変わらないです。だけど、舞台の場合は長ければ1ヵ月半ぐらい稽古期間があるんですよね。そのなかで演出家と役者同士、みなさんでディスカッションしながら戯曲の行間だったり、いろんなものを読み解きながら作っていきます。
こっちのけんと:今でも野田さんから影響を受けているものってあります?
三宅:野田さんの舞台をやったことによって、四字熟語とか掛け言葉、遊び言葉っていうのを好きになりましたね。野田さんの舞台に触れたことがきっかけでいろんな舞台を見に行くようにもなりましたし、自分も舞台をやるようになりました。「いつかNODA・MAPに出てみたい!」っていう夢がずっとあります。
こっちのけんと:すごく素敵なエピソードです。
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT