9月14日(土)放送のTOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING 防災特別番組 わたしと家族の守りかた」(17:00~17:55)。「家族間の防災意識のギャップ」「防災グッズを実際に使った時のギャップ」「正しい情報とデマのギャップ」の3つのギャップをテーマに、“自分自身と家族の守り方”について考えます。パーソナリティはモデル・タレントとして活躍するユージとフリーアナウンサーの吉田明世が担当。
(左から)パーソナリティのユージ、吉田明世
◆災害時に役立つ“明かり”を紹介
ここでは、ゲストの国際災害レスキューナースの辻直美さんにおすすめの防災商品を伺いました。
災害時において、明かりの確保はとても重要です。「1部屋1灯1人1灯」が理想と言われるなか、パナソニックの「電池がどれでもライト」 では、単1形から単4形の電池がどれでも1本で使用が可能です。小雨でも使える防滴構造で、停電時は懐中電灯・ランタンとしても活躍。握りやすく持ち運びも容易であり、災害時に役立ちます。
もう1つのおすすめとして辻さんが挙げたのは、パナソニックの「ランタン(LEDランタン)」です。懐中電灯のように手にもって使用でき、停電時や災害時の初動の明かりとして使用できます。さらに、市販のひもを使えばつり下げて使うことも可能です。LEDライトなので明るく長時間使えて、球切れの心配もほとんどないのが強みです。
国際災害レスキューナースの辻直美さん
パナソニックのWEBマガジン「UP LIFE」では、「防災に関する意識調査2024」の結果から、さまざまな“意識のギャップ”を紹介。ゲストの辻さんの監修のもと、防災対策を考え直し「備え」を取り入れるきっかけになる、防災をテーマにした記事を公開しています。現在公開中の「親世代のための防災」に続き、「ファミリーのための防災」「一人暮らしのための防災」と防災対策記事を定期的に公開していく予定です。
▼詳しい情報は、パナソニックのウェブマガジン「UP LIFE」公式サイトをご確認ください
「防災に関する意識調査2024」から読み解く 意識ギャップに⾒出す防災対策術vol.1
「防災に関する意識調査2024」から読み解く 意識ギャップに⾒出す防災対策術vol.2
<親世代のための防災編>
◆ネットの情報をデマだと判断できる人は少ない
今回のテーマである防災のギャップのうち、前半で解説した「家族間の防災意識のギャップ」「防災グッズを実際に使った時のギャップ」に続いて、3つ目は「正しい情報とデマのギャップ」を見ていきます。能登半島地震では、X(旧:Twitter)上でデマ情報が大量に投稿されて問題になりました。
このように災害が起きたときにデマが投稿される理由や、デマを投稿する側の動機、正しい情報を得るためのポイントなどを、ネットメディア論が専門の国際大学グローバル・コミュニケーション・センターの准教授・山口真一さんに伺いました。
災害が起きたときにデマ情報が大量に投稿され、拡散するのはなぜなのでしょうか? デマ・フェイクニュースに関する実証研究の結果、デマを拡散する動機に感情的な部分が大きいことが判明しました。「具体的に言うと、怒り、不安、そして利他的な感情です。こうした3つの動機から拡散するのが多いことがわかっています」と山口さんは解説。
能登半島沖地震でデマ拡散が広まった要因として、「アテンション・エコノミー」が指摘されています。アテンション・エコノミーとは、情報の質よりも人々の関心を集めることが重視される「関心経済」を意味する言葉です。
これまでも、ネットメディアではインターネット広告の収入とPVに価値を求めるあまり、センセーショナルな見出しや煽り文句を打ち出すアテンション・エコノミーが問題視されてきました。現在はSNSの普及に伴い、多くの個人がこの市場に参入するようになっているため、アテンション・エコノミーの影響が増大しています。
災害が起きたとき、正しい情報を得るためには「デマに騙されるかもしれない」という心構えをもって情報収集をおこなうことが重要です。
山口さんは「最新の研究成果で、デマだと適切に判断できている人は14.5パーセントしかいないことがわかりました。加えて、自分は騙されないと自信がある人ほど騙されて拡散する傾向にあります。謙虚な気持ちでSNSの情報を確認し、拡散したくなった場合は情報の検証をおこなってください。自分がデマの拡散者にならないことが極めて重要です」と注意喚起しました。
今回紹介した3つの「防災のギャップ」を通して、改めて“災害の備え”に役立ててみてください。放送の内容は、
音声プラットフォーム「AuDee」でも聞くことができます。ぜひアクセスしてください。
<番組概要>
番組名:ONE MORNING 防災特別番組 わたしと家族の守りかた
放送日時:2024年9月14日(土)17:00-17:55
放送局:TOKYO FM他JFN38局ネット
パーソナリティ:ユージ・吉田明世