TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、シティボーイズ・大竹まことさんと東京03・飯塚悟志さん。ここでは、大竹さんも所属していた演劇ユニット ラジカル・ガジベリビンバ・システムについて飯塚さんが質問攻めしました。
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(左から)大竹まことさん、飯塚悟志さん
◆ラジカル・ガジベリビンバ・システムの意味
大竹:(シティボーイズとして)コントをやる前から、つかこうへいさんがつくった事務所に入らなかった人たちと一緒に、劇場でお笑いみたいなのをやっていたんだよ。
飯塚:それはコント?
大竹:コントじゃない、お芝居みたいな。そんなことをやっていて、その流れのなかで必然的にサブカルの流れとぶつかって、うちのきたろうも斉木(しげる)もインテリだから、どんどんサブカル界隈のほうに寄っていったら、竹中直人が参加して、宮沢章夫も参加するようになって。
飯塚:それがラジカル(ガジベリビンバ・システム)?
大竹:そう。
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飯塚:ラフォーレ原宿(東京都)で、ラジカル・ガジベリビンバ・システムっていう演劇ユニット(の公演を)やっていましたけど、ある意味、それも全部ブランディングですよね。
大竹:そうだろうね。最初の頃は、たしかシティボーイズ・ショーっていうユニット名だった。それで3回ぐらいやった頃に、竹中が加わって、いとうせいこうが加わって、中村ゆうじも加わってきたころに、宮沢が「『シティボーイズ・ショー』っていうのは、ちょっと……ラジカル・ガジベリビンバ・システムにしませんか?」って言ってきてさ。俺たちも3人だけでやっていくなら名前を変えなくてもいいけど、6人プラスアルファみたいなことになってきたから「そっちの名前でやればいいんじゃないの?」って。
飯塚:それは、どういう意味なんですか?
大竹:インドかどこか(が語源)の“何もしない人たち”みたいな意味合いだったと思うけど、もしかしたら違うかもしれない。
飯塚:ここ大事だなぁ(笑)。
大竹:適当に調べろよ。俺はそう覚えていて“これ、いい名前だな”とは思った。
飯塚:すごくいい意味ですし、面白そうです。
◆飯塚もうなる“ラジカル・ガジベリビンバ・システムのコント”とは?
飯塚:お客さんも“おしゃれな人たちが、いっぱい来た”って聞きましたよ。
大竹:そうなんだよ。「砂漠監視隊」っていうコントがあるんだけど、どうやって舞台を使ったかというと、8階に(会場が)ある舞台一面を砂で埋めて、砂漠に見立てたんだよ。トラック何台で(砂を)運んだかな。
飯塚:えぇ……!
大竹:それで「砂漠監視隊」っていうのは、何もない砂漠を監視する人たちのコントなんだよ。
飯塚:お~、面白そう!
大竹:何にも起きないんだけど監視しなくちゃいけないの。だから「報告! 今日は何もありませんでした」って。やることがないから「じゃあ、じゃんけん大会をしようか」「ただいまより、世界じゃんけん大会を開催します!」「きみが優勝です」「はーい!」って。その後に虚無が訪れる、そんなコントだった。
飯塚:面白いですね~! その笑わせ方って当時は新しすぎましたよね。
大竹:そうだね。それにとてもおしゃれだったのは、始まりか終わりか忘れたけど、舞台の真ん中からスーッとひと筋の砂が落ちてきて、小さな砂の山みたいになっていくんだよ。いとうせいこうと桑原茂一が加わってから、どんどんおしゃれになっていったね。
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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00