松任谷由実がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「Yuming Chord」(毎週金曜11:00~11:30)。7月1日、8日(金)の放送では、「Yuming 50th Anniversary Special対談」と題して2週にわたり小室哲哉さんをゲストに迎えてお送りしました。ユーミンと小室さんの対談は11年ぶりとなります。ミュージシャン同士ならではの深い音楽談義から、今だからこそ話せる話まで、たっぷりとお届けしました。
この記事では、7月1日(金)放送の模様を紹介。ここでは、小室さんがユーミンの楽曲について語りました。
小室哲哉さん、松任谷由実
ユーミン:実は私、プライベートで(アメリカ・フロリダの)ディズニーワールドとキーウエストのほうに旅をしたことがあったの。そのときにマイアミに寄ったんです。そうしたら、スタジオとホテル付きのカフェのようなところで少し昼休憩していたら、「今、このスタジオに日本のアーティストがずっと泊まって使っているよ。見ていかない?」って言われて。でも、ちょうどその人はご飯に行っちゃったところだって言うので(会えなかったけれど)、それが小室さんだったんですよ。覚えがあるでしょ? マイアミのスタジオ。
小室:そうですね。「日本の人が訪ねて来てたよ」っていうのは聞きましたね。
(当時)マイアミ・サウンド・マシーンの方たち(グロリア・エステファンを擁するラテン・ポップ・グループ)を起用していたんですよ。その頃からアメリカに住み始めていたというのもあったんですけど。
ユーミン:でも大ブレイク前ですよね。だから、ここでいろいろ(音楽の)研究をしていたんだなって思って。
小室:そうですね。“グルーヴ感”ですかね。ユーミンの音も、初期の頃からずっとすごいミュージシャンの方が演奏されているので、やっぱり今聴いてもグルーヴがどれもすごく良いんですよね。
ユーミン:ありがとうございます。7月5日、私のデビュー50周年メモリアルデー直前ということで、お忙しい中お祝いに駆けつけてくださった小室さん、“てっちゃん”と改めて話をして、50年からさらに先へ、歩みを止めずに音楽を作り続ける決意を新たにしました。
小室:ありがとうございます。
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デビュー50周年記念企画の1つで、ユーミンの人気曲のタイトルが6人の作家によって新たなストーリーへと生まれ変わったトリビュート小説集「Yuming Tribute Stories」(新潮社)は、現在好評発売中です。
また、12月8日(木)からは「松任谷由実展」(仮称)の開催が決定しました。詳細は順次、公式Webサイト、SNSで発表予定ですので、ぜひチェックしてください!
<番組概要>
番組名:Yuming Chord
放送日時:毎週金曜11:00~11:30
パーソナリティ:松任谷由実
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/yuming