“一歩先を行く手の届く贅沢”をテーマにした情報紙「ビズスタ」から、社会で活躍するビジネスパーソンのウェルネスなライフスタイルに役に立つ最新情報をお届けするTOKYO FMのラジオ番組「ビズスタ THE REAL WELLNESS」(毎週土曜7:25~7:30)。「ビズスタ」編集長・佐原雅之がパーソナリティを務めます。10月31日(土)の放送では、少数株ドットコム株式会社の山中裕さんをゲストにお迎えして、10月2日発売の著書「良い政策保有株式 悪い政策保有株式」(クロスメディア・パブリッシング)について伺いました。
佐原雅之、少数株ドットコム 山中裕さん
◆眠る株式銘柄の課題にどう挑む?
佐原:今回は「良い政策保有株式 悪い政策保有株式」の著者、山中裕さんにお話を伺います。
山中:私は、光学機器メーカー・HOYAの創業者 山中茂の孫で、幼い頃から「会社は誰のものか」「経営者を誰が監督するのか」が身近な問いでした。2007年、HOYAによるペンタックスの買収を見て、創業家の一員として「将来の主力事業を育てる投資が必要だ」と問題を提起し、2010年のHOYAの株主総会で15議案を提出しました。その内容は、役員報酬の個別開示や社外取締役だけの会議など、今では当たり前になったガバナンス改革に関するものでした。
持ち株は1%以下でしたが、その後16年間にわたり、HOYAをはじめとする上場7社に対して計174議案を提出しました。最高賛成率は約48%、賛成率が4割を超えた議案が9件ありました。さらに、会社が自ら取り入れた提案が12件ありました。私の「企業価値を高めたい」という思いと同じ方向に会社が動いたことは、無駄ではなかったと思っています。このように、投資家として企業と向き合うなかで、上場企業の財務担当者や経営者から「政策保有株をどうすればいいか」と相談されるようになりました。
なかでも多かったのが「非上場株をまとめてでも早く手放したい」という相談でした。多くの方が、発行会社に買い取りを断られたら「もう打つ手がない」と思い込んでいます。実はそれは誤解で、譲渡制限付き株でも、制度上、第三者へ譲渡する道はきちんと用意されています。そこで、少数株の買い取り専門会社 少数株ドットコムを創業しました。現場で見えてきたのは、4万銘柄が眠っているという事実でした。こうした状況を目の当たりにしたことがきっかけで、今回の書籍を執筆しました。「売るべき株」と「持つべき株」の見分け方から売却の手順、社内を説得する論理まで、幅広く取り上げています。
なお、本書の冒頭に掲げた「壁を最初に破る者は、いつも血を流す」という言葉は、私が好きな映画「マネーボール」に登場するセリフです。この壁を最初に破ろうとする人たちのために書きました。
佐原:山中さん、ありがとうございました。
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<番組概要>
番組名:ビズスタ THE REAL WELLNESS
パーソナリティ:佐原雅之(ビズスタ編集長)
放送日時:毎週土曜7:25~7:30