とーやま委員(グランジ・遠山大輔)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 教育委員会」(金曜 23:00~23:55)。6月30日(金)の放送では、櫻坂46の藤吉夏鈴さんがゲスト出演。リリースされたばかりの新曲『Start over!』でセンターを務める心境を聞きました。
――『Start over!』センターの心境は
とーやま委員:本日のゲストは、6月28日に6枚目シングル『Start over!』をリリースされた、櫻坂46の藤吉夏鈴ちゃん!
藤吉:藤吉夏鈴です。お願いします!
とーやま委員:今日、こうやって1人で来ていただいているのも、発売されたばかりの『Start over!』で、センターを務めているわけですね。夏鈴ちゃんは、いつか必ず表題曲のセンターをやる人間だっていうのは、僕もだしファンのみんなも思ってたことだし。それまではね、表題じゃないカップリング曲のセンターとかは何曲もやっているけども……。
藤吉:そうですね。
とーやま委員:まあ、いろんなとこでしゃべられてると思いますけど、「ついに来るかもしれないなぁ」みたいには……?
藤吉:「ついに」……でも、人って怖いこと考えるじゃないですか。
とーやま委員:「こうなったらどうしよう?」とか?
藤吉:「どうしよう……」みたいな、その感覚ですよ。「来てしまったか……」みたいな。もちろん、でも……ファンの方は「自分の好きなメンバーがセンターになってほしい」っていうのがあるじゃないですか。で、私のことを好きでいてくださってる方が、「(センターを)やってほしい」みたいなことをすごく言ってくださっていたのも耳に届いていて。すごくありがたかったですし、発表された瞬間は「そう言ってくださっていた方々がすごく喜んでくださるんだろうな」みたいなのはありました。
とーやま委員:でもやっぱり……俺は、“乃木坂”も“日向坂”も見てたりとかするし、櫻坂46ももちろんずっと見ているけど。やっぱさ、櫻坂のセンターになるのは大変だし、プレッシャーもすごいってところから、そういう気持ちになる、みたいなことなのかな?
藤吉:そうですね。でも私、たぶんメンバーの中で、一番いろんな立ち位置……3列目もやったし2列目もやったし、1列目もやったし……みたいな。それをやらせてもらっていて、そうやって転々とすることに対して、結構居心地の良さを感じてたというか。「まあ私っぽいか」みたいに思っていたんですよね。だから「ずっとこういう感じなんだろうな」って思ってたんですよ。“フラフラ”じゃないですけど、“転々と”というか。だから、あんまり、“前に立って”っていうタイプではなかったので、「大丈夫かなぁ?」みたいな……これって不安なんですかね? なんか難しいですけど、感情が。
とーやま委員:ミュージックビデオがYouTubeで公開になったでしょ? そのタイミングで全貌が明らかになったわけだけど。それを観たときに、夏鈴ちゃんもだし櫻坂自体も「とにかく、爆発してる」と思った。夏鈴ちゃんが『Start over!』だな、とも思ったし……どのように、曲の中に入っていくだろう? って。どんどん近づいていくのか、掴みに行くのか……どういうことをしてるの? って質問、難しい?
藤吉:それこそ、MVのときとかは、その空間に本当にただ“いただけ”なんですよね(笑)。だから、そこまで……なんて言ったらいいんだろう。“『Start over!』を掴みに行こう”とか、そういうのじゃなかった気がします。だから、本当に……“私自身”は違いますけど、“一部の私”って感じがします。『Start over!』と私自身がかけ離れてはいなかったので、そこまで“寄せに行った”とか、そういう感覚はあんまりなかった。本当に、“その空間にいた”っていう。
とーやま委員:それさ、何回も曲を聴いて、そういうふうになっていくの?
藤吉:う~ん……でも、日常的にずっと聴いてました。曲が来て、まだ歌詞が来てない段階でも、結構聴いてました。移動中とかも。それこそライブツアー期間だったんですけど、ライブ前とかにも聴いてましたし。たしかに、日常的に(曲を自分の中に入れることを)していた気がします。
とーやま委員:だから、もう“そこにいるだけ”っていうところまで行けるってことだ。
藤吉:そうなんですかね、難しいです。
とーやま委員:でも今までの活動の中で、そのやり方が自分的に一番しっくりくるなとか、いろいろ試したってこと?
藤吉:元々、作り込み過ぎるのが駄目なタイプなので。振り付けがちゃんと決まってて……みたいなのが、あんまり得意ではないので。たしかに、そっちのほうが合ってる気がします。日常に入れるほうが。
とーやま委員:その“作り込んでる”って話で言えばね、ダンスプラクティスを観て……あれ、すごかった。
藤吉:すごいですか?
とーやま委員:だって、全貌が明らかになるじゃん。(MVやテレビ番組では)映らないところもあるわけじゃん。
藤吉:そうですね。
とーやま委員:でも、細部にまでメンバーの魂も……TAKAHIRO先生ももちろんだけど、宿ってるんだ、って思った。夏鈴ちゃんが全体と離れたところで、それこそ本当に自由に、枠に収まらず舞っているところが結構たくさんあるんだな、とかって思ったのも、すごく良かった。
藤吉:嬉しい。ありがとうございます。
――リスナーのメッセージを紹介
こんばんは! 先日、3rd tourの福岡と大阪に参戦しました!
1番印象に残ってるのは、やっぱり新曲の『Start over!』です! そこで、夏鈴ちゃんが『Start over!』で好きな歌詞や振り付けなどあったら教えてほしいです!!
――心が動いた瞬間は?
とーやま委員:好きな歌詞、振り付けということだけど?
藤吉:でも振り付けは、今回……いつもですけど、TAKAHIRO先生が、本当に本当に力を込めて作ってくださっていて。歌番組とかだったら、フルというか全部はお見せできないので、ライブでちゃんとフルで見せられたのはすごく嬉しかったです。だからやっぱり、ダンス、好きですね。それこそ、MVで踊った小林(由依)さんと2人の部分は、心が動いた瞬間だったと言うか、すごく大切にしたいシーンですね。
とーやま委員:どのように心が動いた?
藤吉:わからないです……なんかもう、夢の中って感じ(笑)。現実的じゃないっていうか……そういうのないですか? “自分じゃない”みたいな、“自分とちょっと離れてる”みたいな……。“主観的じゃない”っていうか、なんて言うんだろう? “私じゃない感覚”? なんて言ったらいんだろう? 難しい……。
とーやま委員:まあ、すごい簡単な言葉で言っちゃうけど、“なんちゃらハイ”って言葉、あるでしょ? え~と、例えば“ランナーズハイ”みたいな。アスリートとかがよく使う言葉なんだけど、後から振り返ってみると“よく覚えてない”とか、“感覚としては、自分じゃない”みたいなことなんだけど、なんか、それみたいなことなのかな?
藤吉:たしかに。そう言われてみると……。
とーやま委員:“夏鈴ちゃんズハイ”?
藤吉:それは何だろうな……? どうしましょう……(笑)。
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とーやま委員と藤吉夏鈴さんのトークは、
番組の放送後記で確認することができます。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!教育委員会
パーソナリティ:とーやま委員(グランジ・遠山大輔)
放送日時:金曜 23:00~23:55
番組Webサイト:
https://www.tfm.co.jp/lock/iinkai/