TOKYO FMの音声配信プラットフォームAuDee(オーディー)の番組「直撃!コアチョコ地獄電波」(隔週木曜・20時配信)。ホラーにプロレス、カンフーにカルト映画などをモチーフに、コアなデザインでアパレル界を席巻する「ハードコアチョコレート」代表・デザイナーのMUNEが、自身の経営する「BAR バレンタイン」にコアチョコユーザーである各界の著名人をお迎え。大人になりきれなかったあなたに送る教養プログラムです。
1月25日(木)の配信では、ゲストに千原せいじさんが登場。ここでは千原さんの音楽の原体験や、日本人のエンタメに対する姿勢などを語ってくれました。
▶▶「直撃!コアチョコ地獄電波」音声版
(左から)千原せいじさん、パーソナリティのMUNE
1970年1月生まれの千原せいじさん。1989年に弟・千原ジュニアさんと千原兄弟を結成。1994年に「第15回ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞、「第29回上方漫才大賞」で新人賞を受賞しました。お笑い以外にも、「世界の村で発見!こんなところに日本人」(テレビ朝日系)や「相席食堂」(ABCテレビ)のロケ番組の出演、作家、YouTuberなど多岐に渡って活動中です。
◆日本人がエンタメを楽しめない理由
MUNE:私はいろいろなTシャツを作っているんですけど、(パンクバンドの)アナーキーは昔から好きだったんですか? ※千原さんはアナーキーのTシャツ姿
千原:小学5年生のときにアナーキーが音楽デビューでした。当時、紳助さんがやってはる番組で、ゲストが隔週で横浜銀蝿とアナーキーだったんです。それで知って、友達のお兄ちゃんが隠し撮りをしたアナーキーのライブをビデオで観たりして喜んでいましたね。横浜銀蝿のライブは子どもでも行こうと思えば観に行けるんですけど、アナーキーは怖いから観に行けなかった。
MUNE:みんな腕章とかつけて大変でしたよね(笑)。僕は今年51歳になるんですけど、アナーキーとかの最初のパンク世代よりは次というか。ラフィンノーズとかCOBRAの世代です。アナーキーはちょっと怖いなっていうイメージがずっとありましたね。
千原:おそらくマリ(ギター)がいなくなってから知ったんですもんね。
MUNE:そうです。すでにベテランの風格があった頃ですね。仲野茂さんが「THE ROCK BAND」と改名する頃です。友達がアナーキーのレコードを持っていて、最初のアルバムを聴いたりしていましたけども、それもほとんどカバーじゃないですか。
千原:そうそう。
MUNE:それが許されていたのってすごいなって思います。
千原:アナーキー自体がクラッシュのカバーをしていたからね。僕は最初はアナーキーから入っているから、クラッシュを聴いたときに「アナーキーのコピーなんや」と逆に思ってました。
MUNE:僕も聖飢魔IIから入ってKISSを見たときに聖飢魔IIのパクリだって思いました(笑)。そうなりますよね。
千原:子どものときって情報が少ないですからね。
MUNE:けっこうどのバンドもフレーズをパクったりしていますよね。影響を受けているっていうことですけど。
千原:どこからどうやねんって話ですよね。芸人でもスタイル的に2人で立って喋っているのが、すでにパクリじゃないんかってことになってくるから。日本人ってそういうことを考えるから、エンタメを楽しめないんですよ。
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番組では他にも、企業が倒産するサイン、いまだに吉本新喜劇をチェックする理由、住居を決める基準などを話してくれました。
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「直撃!コアチョコ地獄電波」音声版
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<番組情報>
番組名:直撃!コアチョコ地獄電波
配信日時:隔週木曜日・20時配信
パーソナリティ:MUNE