山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組
「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」
(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月20日(月)の放送は、文芸評論家の三宅香帆(みやけ・かほ)さんが登場! ここでは、1月15日(水)に受賞作が発表された第172回「芥川賞・直木賞」について伺いました。
(左から)パーソナリティの山崎怜奈、三宅香帆さん
◆「芥川賞・直木賞」候補作が発表されたら…
れなち:先日、第172回「芥川賞・直木賞」が発表されましたが、そういうのもチェックしていますか?
三宅:むしろ私、“(芥川賞と直木賞の)候補作を全部読んで受賞作を予想する”というのを毎回やっているんです。
れなち:へぇ! 面白い!
三宅:なので、候補作が発表されたら“やばい! 読まないといけない時期が来た”と思って、その10冊を読むのを自分に課しています。
れなち:夏休みの課題図書じゃないですか(笑)。
三宅:(笑)。でも、新人の作家さんとかも知れるので楽しいんですよね。
れなち:今回はどうでしたか?
三宅:芥川賞の候補作が、どれも本当に面白かったです。あとは、直木賞を受賞した(伊与原新さんの)「藍を継ぐ海」がすごく良かったからぜひ読んでほしいです!
れなち:どんな作品ですか?
三宅:短編集なんですよ。作家さんが理系の方で、いろんな地方を舞台にした、例えば、土地の話とか藍染めの話、ウミガメ(の卵)を孵化させたい女の子の話だったり、そういう理系チックな……まるで「ダーウィンが来た!」(NHK)と「ブラタモリ」(NHK)がセットになったものが小説になったような、すごくいい小説でした。
れなち:面白そう!あと(芥川賞を受賞した)安堂ホセさんの「DTOPIA(デートピア)」も……。
三宅:面白かった! 南の島が舞台の“恋愛リアリティショー”を題材にした小説なんですけど、読み進めていったら“なんじゃこりゃ!?”みたいな爆展開でしたね。ぜひ読んでみてほしいです!
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1月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年1月28日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈