株式会社ジャパンエフエムネットワークが制作する全国JFN系列22局ネットで放送中のラジオ番組「となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ」。意外とあなたの近くにある、地元で活躍するカイシャ。「そこに辿り着くまでの話」や「事業への想い」など、明日へのヒントになる話から、地域のお気に入りスポットまで、地域に密着してお届けする企業応援ビジネスバラエティプログラムです。パーソナリティは小堺翔太が務めます。今回は、エフエム岩手で放送中の「アクセル」木曜パーソナリティの磯水菜がパートナーを担当。
8月8日(土)の放送では、株式会社十文字チキンカンパニーの取締役 支援部長の十文字開紀(じゅうもんじ・はるき)さんをゲストにお招きして、鶏肉づくりへのこだわりと今後の展望について話を伺いました。
(左から)パーソナリティの小堺翔太、株式会社十文字チキンカンパニー 取締役 支援部長 十文字開紀さん、アシスタントの磯水菜(エフエム岩手)
◆種鶏から販売まで一貫体制
十文字チキンカンパニーは、全国約8%の鶏肉生産シェアを誇る食品メーカーです。東日本トップクラスの生産規模を背景に、岩手から全国へ鶏肉製品を届け、日本の食卓を支えています。
同社では、鶏の親となる「種鶏(しゅけい)」の飼育から、有精卵の採卵、ふ化、ヒナの育成、食肉の生産・販売まで、一貫して自社で手がけています。十文字さんは、「すべてのプロセスを自社でおこなう一貫生産システム、『チキンインテグレーション』が当社の強みです」と、その特徴を語りました。
ヒナは誕生からおよそ45〜50日で出荷できる大きさまで成長します。十文字さんは、「小さなヒナがおよそ2ヵ月弱で3キロの若鶏にまで成長します」と説明し、「若い鶏、すなわち『若鶏』として流通しています」と紹介しました。
こうした一貫生産を支えるため、工場や農場への設備投資も積極的に進めています。年間の処理羽数は約6,200万羽にのぼり、十文字さんは「消費者への供給を任せていただいている物流も大きな役割です」と話します。
また、岩手県内には164ヵ所の農場を展開。岩手から首都圏へとつながる交通網を生かし、鮮度を保ったまま届けられることも強みだといいます。「たとえば、今日作った鶏肉を夜のうちに関東に運び、翌日にはスーパーに届けます。賞味期限がありますので、新鮮なまま消費者のみなさんに届けたい思いがあり、そういったところが整っているのも岩手県産の強みです」と、十文字さんは鮮度へのこだわりを語りました。
◆手仕事とカイゼン活動で品質向上
十文字チキンカンパニーでは、生産量だけではなく、一羽一羽の命を大切にする姿勢も重視しています。十文字さんは、「大切に育てたニワトリの命をいただくわけですので、無駄にすることなく、1グラムでも多く鶏肉にしてあげるということを意識しています」と力を込めます。
その考え方は、製造現場にも生かされています。国内では機械による解体が主流になりつつあるなか、同社ではむね肉の解体を人の手でおこなっています。十文字さんは「機械ではどうあってもニワトリの個体差に対応できない」と説明し、一羽ごとの違いに合わせて丁寧に解体することで、歩留まり(投入した材料に対する完成品の割合)の向上につなげていると紹介しました。
また、現場の声を生かす取り組みとして、製造現場を中心に、生産効率を高める方法や工程の無駄を減らす工夫を話し合い、改善を重ねているといいます。十文字さんは、「自動車業界でもよく使われる『カイゼン』という考え方を取り入れています」と、その取り組みを紹介しました。
◆四国進出で広がる新たな挑戦
鶏肉業界全体については、物価高を背景に比較的手頃な価格の鶏肉への需要が高まっていることに加え、健康志向の広がりも追い風になっているといいます。十文字さんは、「高タンパクなイメージもあって、鶏肉の消費自体は右肩上がりで増えています」と説明します。
特に需要が伸びているのが、むね肉です。「サラダチキンが流行りだしてから、むね肉の人気は急上昇しました」と十文字さん。ダイエットや筋力トレーニングへの関心が高まるなか、「むね肉の消費が増えていると実感しています」と、その変化を語りました。
さらに同社は2026年7月、徳島県の貞光食糧工業株式会社の食鳥事業を譲り受け、新会社「十文字チキン四国」を設立しました。両社は以前から業務提携を結んでいましたが、後継者問題をきっかけにグループ化が実現しました。
十文字さんは、「両社のノウハウを共有しながら、まずは安定した鶏肉の供給体制を実現したい」と展望を語ります。また、大阪圏に近い立地は物流面での強みになる一方、「宮崎や鹿児島などの主産地とどう差別化するかが大事」と今後の課題にも言及します。
最後に十文字さんは、四国での新たな挑戦に向け、「社員や地元のみなさんに還元しつつ、地元になくてはならない会社を目指して頑張ってまいりますので、応援よろしくお願いします」とメッセージを送りました。
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音声版「となりのカイシャに聞いてみた!」
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<番組情報>
番組名:となりのカイシャに聞いてみた!supported by オリックスグループ
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国22局ネット
パーソナリティ:小堺翔太