TOKYO FMで月曜から木曜の深夜1時に放送の“ラジオの中のBAR”「TOKYO SPEAKEASY」。今回のお客様は、有村架純さんと大竹しのぶさん。2024年放送のテレビドラマ「海のはじまり」で共演したお2人が、俳優の道に進んだきっかけについて語り合いました。
(左から)大竹しのぶさん、有村架純さん
◆有村架純が俳優を目指した理由
大竹:架純ちゃんは大人しい感じだけど、なぜこの世界に入ってきたの?
有村:私、中学生の頃までは別のお仕事に興味があったんですよ。動物関係のお仕事に就きたいなって。
大竹:獣医さんとか?
有村:とか、トリマーだったり。
大竹:似合いそう!
有村:いろんな動物関係の仕事のなかで進路を探していたときに、テレビとかドラマを観るのが好きだったので見ていたら、その時期に自分と同じ年の子たちが出ている作品がけっこう多くて。
大竹:学園ドラマみたいな?
有村:そうです。そのなかで「自分と年が近い子たちが、こんなふうにお仕事をしているのが不思議だな」っていう気持ちと、「楽しそうだな」っていう気持ちと、「どういう世界なんだろう」って興味を持ってしまって。そこから、自分でオーディション雑誌を買って……。
大竹:え~!? すごい!
有村:で、コソコソ履歴書を送っていたんですよ。
大竹:友達と一緒に応募しようとかじゃなくて、1人で?
有村:はい。でも写真は撮ってもらわないといけないから、家族にだけは言って協力してもらいました。
大竹:それで、最初に受かったのは何だったの?
有村:いまのFlaMme(フラーム)という事務所のオーディションです。
大竹:いろいろな事務所に履歴書を送っていたの?
有村:そうです。でも1回では受からなかったので、何回も送って。多分、あまりにもしつこかったので、FlaMmeの人が会ってくれたんだと思います(笑)。
大竹:それが中学生のとき?
有村:中学校のときに送って、初めて面接に呼ばれたのは高校生のときでした。
大竹:それまで送り続けていたの?
有村:そうですね。
大竹:すごい。最初はドラマ?
有村:デビュー作はミュージックビデオとショートドラマ的なものでした。
大竹:誰の?
有村:ケツメイシさんです。
大竹:架純ちゃんが出ているっていうのは有名な話?
有村:いや、もしかすると知らない人も多いんじゃないですかね。
大竹:何ていう歌?
有村:「仲間」っていう歌です。
大竹:緊張した?
有村:緊張しました。
大竹:私は、テレビドラマだった。フォーリーブスっていうアイドルのメンバーが好きで、「その人と一緒にテレビに出ませんか?」っていうのに応募してオーディションで受かって、「明日から撮影」って言われて、何にも知らないままその人のドラマに出たのが最初。クリスマスケーキを見て「おいしそう」っていうのがセリフだった(笑)。
有村:あはは、かわいい(笑)! じゃあ、いまでいう“推し”に会いたくて?
大竹:そうそう! 妹と2人で「このオーディションを受けたら、コーちゃん(北公次)に会えるかもしれない!」「じゃあ受けてみようよ」ってなって私だけ応募して、妹は付き添いで来て。
でもいま考えれば当たり前なんだけど、オーディション会場にコーちゃんはいなくて「いなかったね~」とか言っていたんだけど、受かってコーちゃんにようやく会えたっていう感じ。
有村:でも1つの夢が叶って「もうそれで満足」っていうところじゃなくて、そこが逆にスタートっていうのがすごいですね。
▶▶共演したドラマ「海のはじまり」を振り返る! 続きは「AuDee(オーディー)」で
<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00~26:00