ロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務める
TOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。3月15日(火)の放送は、3月23日(水)リリースの最新アルバム「Question」のアートワークにちなんで“薔薇”をテーマに選曲しました。
(左から)KISHOW、e-ZUKA
【KISHOWが選んだ“薔薇”をイメージする曲:「百万本のバラ」(加藤登紀子)】
KISHOWが選んだのは“薔薇”がタイトルになった昭和の歌謡曲。「君は薔薇より美しい」(布施明さん)と「百万本のバラ」で悩み、「百万本のバラ」をチョイスしました。
KISHOW:初めてこの曲を聴いたのは中学生ぐらいだったかな? なんか、とてもいいなって。歌詞も、“売れない絵描きが女優に憧れて……”っていう、ヨーロッパの街並みをどうしてもイメージさせる。それがとても印象的で、景色ごと思い浮かぶというか。そういう原体験があるもんですから、ちょっとチョイスさせていただきたいと思いまして。
――ここで「百万本のバラ」(加藤登紀子さん)をオンエア。
KISHOW:加藤登紀子さんっていうと、ジブリ作品の「紅の豚」で演じている役(マダム・ジーナ)も歌う役なんですけども。
e-ZUKA:そうですよね。
KISHOW:あれは印象的でしたね。それに僕は、やっぱり声が好きですね。“売れない絵描きが女優に恋をする”という。あ~、なんか切なくていいな。こういう物語みたいな歌詞を書きたいなぁ。
e-ZUKA:おー、いいじゃないですか!
KISHOW:俺に書けんのかなぁ(笑)。イソップ童話とか、グリム童話とかもそうだけど、すごくシンプルな昔話とかね。
e-ZUKA:久々に詞先の(曲)ができるかもしれない!
KISHOW:そういうのができればなって。シンプルな勧善懲悪でも何でもいいんだけど、そういうのを歌詞で……“GRANRODEOどこ行っちゃうんだ!?”っていう話になっちゃうけど(笑)。
e-ZUKA:ハハハハ(笑)。
【e-ZUKAが選ぶ“薔薇”をイメージする曲:「Over the Mountain」(オジー・オズボーン)】
e-ZUKAが“薔薇”でイメージしたのは、現在のe-ZUKAのギタープレイにも大きな影響を与えたギタリストのランディ・ローズ。今年で没後40年の節目を迎えたそうです。
e-ZUKA:ちょっと(ランディ・ローズを)検索してもらえれば分かるんですけど、ルックスがすごくいいんですよ。
KISHOW:いいよねぇ……。
e-ZUKA:僕は高校のときにすごく憧れまして。雑誌に写真がそんなにいっぱい載ってなくてね。そういうの全部切り抜いて、どのくらいかなぁ……2m×2mくらいの発泡スチロールのパネルを用意しまして、そこに貼って特大ポスターを作っていました(笑)。
KISHOW:ひははは(笑)!
e-ZUKA:しかも、最初に住んだ代々木の24,000円のアパートに引っ越すときに、それを(実家から)持っていったんですよ!
KISHOW:おほほほほ(笑)!
e-ZUKA:そのくらい好きでしたね。
KISHOW:ランディ・ローズ“オタ”なんですね。
そんなe-ZUKAが選んだのは、ランディ・ローズがオジー・オズボーンバンドに参加したときの曲でした。
e-ZUKA:じゃあ曲を聴いてもらいましょうかね。ランディ・ローズがオジー・オズボーンと一緒に組んでから2枚目のアルバムの『Diary of a Madman』というアルバムの1曲目「Over the Mountain」です。
――ここで「Over the Mountain」(オジー・オズボーン)をオンエア。
e-ZUKA:いいなぁ。
KISHOW:やっぱり音がね、時代を感じますね。
e-ZUKA:そうですね。81年だったかな?
KISHOW:81年。なんか、そういう(時代の)音ですね。
e-ZUKA:そうなんですよね~。(アルバムの)1枚目はもうちょっとドライな音だったけど、2枚目になって、ギターの音がちょっとだけ奥行きが出ましたね。この音はすごい好きだったなぁ。
KISHOW:ギターの音が立ちますね。
e-ZUKA:いやぁ……いま聴いてもいい! それで、このランディ・ローズの……。
と、実際にギターを弾いて再現するe-ZUKA。
e-ZUKA:こういう、ちょっと刻むような細かいオブリガードがすごく上手でね。
また、ランディ・ローズのギターフレーズは、あのB’zの松本孝弘さんなど、多くのアーティストに影響を与えたそうです。
e-ZUKA:“♪ディクダカダカデケデケデ”みたいな(フレーズが登場したのは)、やっぱりオジー以降、ランディ・ローズ以降ですよね。ただランディ・ローズがオジーの前に組んでいたクワイエット・ライオットでは、こういうスタイルじゃなかったんですよね。オジーになってからですね~。
KISHOW:ランディ・ローズも、すげー影響を与えたギタリストの1人なんですね。
e-ZUKA:そうそう。世代的にはね、エディ・ヴァン・ヘイレンと同じぐらいの世代なんですよ。
KISHOW:あ、56年生まれってそれくらいですよね。へぇ~。
e-ZUKA:ヴァン・ヘイレンは、人気が出てガーッと売れていったわけじゃないですか。クワイエット・ライオットは、まぁビッグ・イン・ジャパン(“日本でしか売れていない洋楽ミュージシャン” を指す俗語)みたいな感じで、日本だけでレコードを出していたんですよ。
KISHOW:ほぉ~。
e-ZUKA:なぜならば、めちゃくちゃルックスが良かったから。「かわいい~♥」みたいな(笑)。
KISHOW:あ、そっち系で(笑)。
e-ZUKA:だって俺、切り抜きを貼っていたんですから(笑)!
KISHOW:女子かよ(笑)!
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<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:火曜21:00~21:30
番組Webサイト:
http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top